NUC の本命といわれている Haswell版Core i5 4250U を搭載した Intel NUC D54250WYK を購入して自宅サーバーにしました。Haswell版CPUは低消費電力で発熱を押さえることができるので小さな筐体のNUCでも問題は少ないのではないかと思って購入しました。

どの程度の期間故障せずに使えるかは運の要素が強いのですが、2010年4月に購入した Intel D510MO+ケースAOpen S110 の自宅サーバーは3年半を経過しても利用できています。このことからNUCもある程度の実用性はあると思っています。

自宅サーバーの D54250WYK の構成は以下の通りです。

本体 D54250WYB 46,980円
mSATA SSD 240GB プレクスター PX-256M5M 22,980円
メモリー 8GB Kingston DDR3-1600 SODIMM 1.35V  8,655円
FILCO 直角ケーブル3号 482円
PLANEX Mini Displayport - DVI端子変換アダプタ 1,318円
Microsoft Windows 8.1 Pro (DSP版) 64bit 15,981円

メモリーはノート用で、1.35V のものしか動作しないので注意が必要です。また、ディスプレイへの接続は、miniHDMI と miniDisplayPort の端子が装備されているので、Mac用の変換ケーブルを購入しました。

合計で96,396円でした。結構な値段になりますが、Mac Book Air 及び Surface Pro 2 とほぼ同じスペックで、ディスプレイがない分やや安価になっているので、まあ妥当な価格だと思っています。実際のところ、安価なノートパソコンよりはずっと早く動作します。

性能がどれぐらい向上しているかということで cpuboss を見てみると、PassMark スコアで旧の D510 の約5倍早くなっています。

写真の上側が D54250WYK で、下側が 2010年4月に購入した Intel D510MO+AOpen S110 ケースのものです。写真を見るとD54250WYK の小ささがよく分かると思います。

IntelNuc 

Webサーバーについては、Windows Azure と AWS にすべて移したため、自宅サーバーは、現在はWebサーバーとしては利用していません。しかし、次世代統計利用システムの統計データAPIのようなオープンデータを利用する場合、処理が複雑で非常に重くなるものがあります。そういう処理を自宅サーバーでさせようと思っています。D54250WYK であれば、自宅でも 10台ぐらい動作させても消費電力や設置場所の問題はありません。そういう意味では、個人でもものすごい計算能力が簡単に使える時代になったなと実感します。

なお、D54250WYK は、実際には11月末に購入して、12月の中旬には動作させていたのですが、忙しくてメモをするのが遅れてしまいました。また、D54250WYK は結構人気で品薄のようです。