共同作業を効率的にするために

世界中どこにいても、どの端末を使っていても、生産的に作業ができる環境を簡単に手に入れることができるようになりました。

日本でも、オフィスではなくカフェなどの場所でPCやクラウド駆使しながら働くスタイル「ノマド」に、大きな注目が集まったこともありましたが、まだこの働き方には否定的な意見が多いようです。

しかし、Web サービスを作るということであれば、「オフィス」がなくても最近のツールを使えば効率的に共同作業ができるはずです。「オフィス」なしで共同作業を効率的にする方法について実際に試していきたいと思っています。

GitHub

Web サービスを共同で作成するために、まず必要なツールは、ソースコードのバージョン管理システムです。今、バージョン管理システムで公開用として一番人気があるのは Github です。Umbraco も CodePlex から GitHub に引っ越しをしました。

一人でプログラムを書いていても、Web サービスのような場合には、運用しているサービスにバグ等があればすぐに修正ができないといけないので、少なくとも運用バージョンと開発バージョンの二つのブランチを持つ必要があります。運用バージョンと開発バージョンの間で修正を手作業でマージするのは結構大変です。

まして、複数で共同開発ということになれば、バージョン管理システムは必須です。GitHub は、ソーシャルコーディングと呼ばれる新しい概念を取り入れたツールです。もっとソーシャルに使いこなしたいと思っています。

Google Apps

Google Apps には、Gmail、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート等の機能があります。現在は、ユーザー当たり月額600円ですが、自分は過去に無償版に登録していたので、まだ無償で使えています。Google Apps のすごいところは、これだけで仕事上のコミュニケーション作業の殆どができてしまうということだと思います。

ファイルとプリンターの共有について

2005年ぐらまで、ネットワークによる共有と言えば、ファイルとプリンターの共有でした。数年でネットワークでの共有の概念が全く変わってしまいました。

Windows 8 / 7 では、最大同時接続台数が20台になっています。従来は、Windows Server や Samba を導入する必要があったオフィスでも、Windows 8 / 7 で対応できるというところがかなり多いと思います。それにあわせて、Google Apps、Offce 365、Dropbox等のクラウドアプリの進化によって、オフィスでサーバーが不要になった所も多いと思います。

ファイルとプリンターの共有の設定については、ネット上でも多くの解説があるのでそちらを見てくださ い。

Windows Vista におけるファイルとプリンタの共有