中高生向けオンラインプログラミング教室

オンラインプログラミング教室を始めた理由については、プログラミング教室を始めた理由のページに書きました。時間に余裕があればみてください。

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基本コンセプト

習うより慣れろ

英語の学習がそうですが、人や本から教わるよりも、自分が練習や経験を重ねたほうが、よく覚えられます。プログラミングを学習する時に、人や本から教わったことを一生懸命に暗記しようとする人が多いのですが、実際にやってみると、わからないことが一杯出てきてどうしていいかわからなくなって詰まります。それでプログラミングをするのが嫌になってしまうというのは、英語の学習とよく似ています。

「習うより慣れろ」は、日本の諺ですが、ラーニングピラミッドという学習モデルがあります。講義を聞いたり、本を読んだのでは効果が薄く、学んだことを使ってみる等能動的に学習すると学習定着率が高くなります。

Learning pyramid

Jeffrey Anderson - http://www.edutechie.ws/2007/10/09/cone-of-experience-media/, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

この教室では、教材には実践的なオンラインコースを選んで学習するように配慮しています。また、基礎クラスからはオンライン自習室を設けて、自分でコードを書く時間をできるだけとるようにしています。

教材については、英語版の方が優秀な教材が多いので、英語版も使います。プログラミングで使う英語は、それほど難しくないので心配は要りません。「習うより慣れろ」です。

好奇心を忘れない

プログラミングの世界はどんどん進化しています。だから、常に新しい言語やフレームワークを学び続ける必要があります。新しいものを学ぶ場合、強く関心や興味を抱いて積極的に挑戦していくと比較的短期間で楽しく学ぶことができます。一方で、強制的に勉強させられて暗記をしないといけない場合には本当に辛いです。そして、プログラミングの世界はどんどん変わっていくので、暗記をしてもそれが不正解に変わってしまうことがよくあるので、本当に効率が悪いのです。

この教室では、Scrach、Python、Flutter という性格の違うプログラミング言語を学習することができます。どれがいいというのではなくて、自分の気に入ったものを見つけて学習していただきたいと思っています。

思考力を高める

日本では、基本的な教育内容として「読み書きそろばん」という言葉があり、計算能力は重視されてきました。現在では、そろばんの代わりがプログラミングです。プログラミングでは、計算もできますが、それ以外に多くのことができるようになり、今では「ソフトウェアが世界を飲み込む」とまで言われています。自動車の世界でも、自動運転の技術が進んできていて、機械の塊からソフトウェアの塊に変わろうとしています。

プログラミングの技術が広く使われるようになってきたため、自分で考えて課題を解決するく力をつけることが重要になってきています。この教室では、簡単でも役に立つアプリケーションを作ることに力を入れます。

こんな中高生にオススメ

  • 先生の話を聞くより自分で問題を解く方が好き
    教材については、e-LerningやYoutubeの動画等、公開されていて一人で学習可能なものを使用します。そのため、自分のペースでいつでもどこでも学習が可能です。この教室では、学習方法やプログラミング等の技術的課題についてのコーチングをすることで効率的な学習を支援します。

  • 考える力や書く力を身につけたい
    プログラミングは、講義を聞いているだけでは身につきません。考えながら能動的にコードを書く機会を多くするため、教材については、練習問題が多いものを選択しています。また、自分でテーマを考えてコードを書くプロジェクトの機会も数多く設けています。
    高い書く力を身につけたい場合には、Pythonコースでは、データサイエンスの課題に取り組むことも可能です。地球温暖化、環境問題、COVIDー19等についてデータを収集して分析しレポートを書くという作業をすることで考える力や書く力を身につけることができます。

  • 本格的にプログラミングスキルを身につけたい
    プログラミングスキルを身につけるためには、プログラミングの基本を学んで、実際の問題をどのように解決したらいいかを考えながらコードを書く経験を積んでいくしかありません。スポーツの選手が、基本を大事にして練習するのと同じです。本教室では、講義をするのではなくてコードを書く練習をする時間をできるだけとるようにしています。
    もし、生徒本人にやる気があれば、Pythonコース及びFluttetコースでは、実用的なアプリを開発するところまでサポートします。また、希望があればコードレビューもします。

  • 大学の情報工学系の学科に進学したい
    最近は、情報工学系の学科が人気ですが、数学や物理が得意というだけで選択する人がいます。しかし、実際に大学に進学して、プログラミングをしてアプリやライブラリーを作ることになって、興味が沸かない、好きでもないということがわかった場合には、かなり悲惨な大学生活になります。数学や物理が得意というのと、プログラミングをしてアプリを開発するのが好きというのとは別の話になります。高校時代に実際にプログラミンをしてみて好きなのかどうか確認しておくと間違いがありません。

教室の概要

以下の4つのコースを用意していますが、まず、 入門コースから始めることを推奨しています。その後、3つのコースから選択をしたいただきますが、いつでも自由に変更できるので、気軽にチャレンジしてみてください。

  • 入門コース Code.org という、無料でプログラミング勉強ができるサイトを利用します。インターネットに接続していれば、すぐにプログラミングの勉強ができ、ブロックを配置するだけでプログラミングができるるビジュアルプログラミング言語を学習できるサイトなので、初めてプログラミングを学ぶ生徒に優しいサイトです。 上級コースと入門コースのコース2からコース4選択してもらいます。それぞれのコースは20時間のコースなので、上級コースは20時間、入門コースは60時間のコースとなります。
    上級コースまたは入門コースが終了した後、プロジェクトをします。プロジェクトでは、アーティスト、アプリラボ、ゲームラボ等のラボがあり、自分で課題を設定してコードを書きプログラムを完成させる作業を行います。

  • Scrach コース Scrach は、世界中の子どもたちに広く使われているビジュアルプログラミング言語です。入門コースを修了すれば、操作方法等は Code.org で学習したことが使えるので、すぐにプロジェクトを始められます。チュートリアル の中から自分の興味のあるものを選択してプロジェクトを開始します。他の子どもたちが作ったプロジェクトが公開されているので、それらも参考にして自分の作りたいものを作っていきます。夢中になってプログラミングをする子どもも多いです。

  • Python コース テキストベースの本格的なプログラミング言語です。その中では、学習が比較的容易と言われており初心者が最初に学ぶのに最も適したプログラム言語です。学習が容易なだけでなく、データサイエンスや機械学習から化学技術計算、Web や IoT 等幅広い分野で使うことが可能幅広い分野で活用することができ、最近、人気No1のプログラミング言語です。
    オンラインコースとしては、Python for Everybodyを使う予定です。Python でコードを書くための基本として14章までを最初に学習します。また、サブテキストとして公式 Python チュートリアルを使用します。
    それが修了すると、生徒が各自でテーマを決めてプログラミングをしてアプリケーションを作るプロジェクトを予定しています。

  • Flutter コース Google が開発している最新のモバイルアプリ開発用のフレームワークです。1つのコードで、iOS と Android の両方のアプリを開発することができます。Pythonの欠点は、モダンなアプリが作れないことで。モダンなアプリを作りたい強い気持ちがある生徒にお勧めです。 オンラインコースとして、The Complete Flutter Development Bootcamp を使用する予定です。最初から実際に使えるアプリを作っていく実践的なコースです。

授業の内容について

  • 初心者クラス
    プログラミングが初めての生徒のためのクラスで、原則として Codo.org を使用して、プログラミングの基本とオンラインコースの使い方を学習します。になります。オンラインコースを一人で学習できるようになれば、基礎クラスになります。
    週1回90分の個別授業(生徒は同時2人まで)

  • 基礎クラス
    初級のオンラインコースを一人で学習できる生徒向けのコースです。相談して学習計画を立て、それに基づきオンライコース、Youtube、公式ドキュメント、インターネットの記事等により、プログラム言語等の基本を学びます。
    週1回の個人コーチング、オンライン自習室(質問可)、課題の提出

  • 応用クラス テーマを決めて、簡単でも実用的なアプリケーションを開発したり、データを収集して分析をします。
    定期的なメンタリング、Googleクラスルームによる質問、必要であればコードレビュー等

他のプログラミング教室との違い

①コードを書くことに慣れる
基礎クラスで、週2回90分のオンライン自習室にしたのは、自分でコードを書く時間を多くとるためです。90分は長く思うかもしれませんが、実際にコードを書いてみるとすぐに終わってしまいます。プログラミンは、講義を聞いたり、本を読んだりして覚えられるものではありません。自分でコードを書いてみて初めて身につくものだと考えているためです。

②自学の癖がつく
プログラミングの技術は、急速に進歩しています。だから、常にその進歩に追いついて行く必要があります。そこで重要になってくるのが、自分で学習できるようになることです。

③その場で質問ができる
オンラインですが、リアルの教室に近い形で実施します。詰まったら、チャット、音声による質問、コードを表示しての相談ができます。

④教材はできるだけ無料で公開されているものを使用
プログラミング関係では、多くの優秀な教材が無料で公開されています。本教室を卒業しても利用できるのは大きなメリットです。

⑤英語力がつく
教材には、英語版も使用します。プログラミングの教材で使っている英語はわかりやすいので、自然に英語に慣れてきます。

用意するもの

  • PC OSは、Windows 10, Mac, Linux, ChromeOS のいずれでも可。
    ただし、iPhone 用のアプリを作りたい場合には、Mac が必要になります。
    iPad等のタブレットについては、当初の学習では特に問題はないと思われますが、プログラミングを本格的にするようになると開発用のソフトウェアがPC用のものが使えない等の問題が発生します。当教室の学習のために新たに購入することは勧めません。
    スマートフォンは、画面が小さく見づらいことと、開発用のソフトウェアのインストールが困難なので、利用はご遠慮ください。

  • インターネット環境

  • Zoom のインストール
    オンライン授業で使用します。

  • Pythonコース、Flutterコースでは、Googleのサービスを利用するため、Googleアカウントが必要になります。Gmailがある場合には、Googleアカウントとして使用できます。

料金

受講料 各クラス 16,500円/月(税込)

*返金保証
プログラミングをやってみたけど興味が全く沸かないという生徒もいます。そういった場合には、無理をして受講を継続することは推奨しません。受講開始から1ヶ月以内に授業内容に満足できずに退会する場合には授業料を全額返金します。

*受講料以外の入会金、教材費その他の経費は不要です。ただし、有料の教材やツールを選択した場合には、受講生の側で直接購入又は契約をする必要があります。

講師プロフィル

Code.org, Scratch, Pythonコース 担当

慶應義塾大学 総合政策学部 卒業
早稲田大学  政治学研究科 ジャーナリズムコース 修了

2011年より中国上海で帰国子女受験にかかわり、海外で唯一の日本人学校高等部から2年連続で生徒を慶應義塾大学SFCの合格に導く。また、国公立大学の一般受験・AO入試でも実績多数。 新型コロナの影響で上海がロックダウンされたのでZoomによるオンライン授業を始める。4月からオンライン小論文教室を開始。

使用できるプログラム言語
Python

Pythonコース、Flutterコース 担当

京都大学 理学部 卒業
大阪大学大学院 基礎工学研究科 物性物理学 修了

システム構築の経験が豊富です。現在は、Webサイトを運営しています。

使用できるプログラム言語
Python, JavaScript, C#, C, VBA等

詳しくは、Qiita のページ をご覧ください。

プログラミングについての考え方については、Quora のページ の投稿をご覧ください。