今回はBootstrap公式サイトからダウンロードしてHTMLサイトを作成する手順を紹介します。
いよいよ、本題のコーディングに入るわけですね!
下記のサイトからBootstrapファイルをダウンロードします。 今回は後でSassからデザインをカスタマイズしたいので「Download Sass」をクリックします。
私はコーディングの時には「Brackets」(無料オープンソースコードエディター)のソフトを使用しています。
(慣れているエディタソフトで編集してください。)
「stylesheets」ファイルの中に「style.scss」という名前でファイル作成します。
これがBootstrapのCSSを上書きできるSCSSになります。
ただしコンパイルしないとSCSSからCSSが作成できません。
Sassの基本設定は次回説明します。
コンパイル???
なんかプログラム言語な感じですねっ!!
プログラム知識のないデザイナーでも使えるのでしょうか?
SassもLessも初歩的なCSSを書くだけでスタイル変更ができます。そのため初心者でもCSSが自分で書ける人はSass,Lessは使えると思います。
Bootstrapの場合はあらかじめSass,Lessが用意されていますのでBootstrapの作法に従って元からあるCSSスタイルをカスタマイズすれば初心者でも扱えるとは思います。
ほっ、安心しました。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1"> <title> サンプルページ </title> <link href="stylesheets/style.css" rel="stylesheet"> <!--[if lt IE 9]> <script src="https://oss.maxcdn.com/html5shiv/3.7.2/html5shiv.min.js"></script> <script src="https://oss.maxcdn.com/respond/1.4.2/respond.min.js"></script> <![endif]--> </head> <body> <!-- SCRIPTS --> <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.3/jquery.min.js"></script> <script src="javascripts/bootstrap.js"></script> </body> </html>
Bootstrap3ではjQueryを必要とします。
jQueryにはバージョン1.x系をダウンロードします。
ダウンロードしたjQueryは「javascripts」フォルダへ入れます。
サンプルではIE8に対応させるためのソースも記載しています。
( <!--[if lt IE 9]>の箇所)
‥これでBootstrapでサイトを作る準備が整いました。
前回のデザインを見て必要なBootstrapのコンポーネント(Webパーツ)を公式サイトからコピペしましょう。
NavbarのBrand imageのソースをコピー&ペーストします。
(赤文字の所は変更追記したHTMLです)
<nav class="navbar navbar-default">
<div class="container-fluid">
<div class="navbar-header">
<a class="navbar-brand" href="#">
<img alt="Brand" src="image/logo.png">
</a>
</div>
</div>
</nav>
Jumbotronのソースをコピー&ペーストします。
(赤文字の所は変更追記したHTMLです)
マークアップでheaderを追加します。
文章はデザインカンプの物に変更します。ここでは前回と文章は変更して「サイトのキャッチコピーが入ります」にしました。
サイトのタイトルや文章は中央寄せにしたいのでtext-centerのclassを追加します。
<header class="jumbotron text-center"> <h1>Single Page</h1> <p>サイトのキャッチコピーが入りますサイトのキャッチコピーが入りますサイトのキャッチコピーが入りますサイトのキャッチコピーが入ります</p> <p><a class="btn btn-primary btn-lg" href="#" role="button">Get Started Now!!</a></p> </header>
画像やテキストを左寄せや右寄せにするためのclassはありますか?
Bootstrapのclassにはテキストの左寄せ(text-left)右寄せ(text-right)があらかじめ用意されています。
公式サイトの下記のページが参考になります。
Page headerのソースをコピー&ペーストします。
(赤文字の所は変更追記したHTMLです)
small(小見出し)は今回のデザインでは必要ではないので削除します。
Bootstrapではコンテンツはcontainerとrowで囲みます。
(※containerがないと幅100%に表示されます)
<div class="container"> <div class="row"> <div class="page-header"> <h1 class="text-center">Concept</h1> </div> </div> </div>
ThumbnailsのHTMLは下記から入手します。
(赤文字の所は変更追記したHTMLです)
ボタンとthumbnailは今回のデザインには必要ないのでソースを削除します。
文章も画像も中央寄せにしたいのでtext-centerのclassを追加します。
また、スマホでは1カラム表示、 PCでは3カラム表示にしたいので col-xs-12、col-md-4のclassを追加します。
<div class="col-xs-12 col-md-4 text-center"> <img src="image/photo02.png" alt="..."> <div class="caption"> <h3>Heading</h3> <p>サイトのコンセプト文章が入ります。</p> </div> </div> <div class="col-xs-12 col-md-4 text-center"> <img src="image/photo03.png" alt="..."> <div class="caption"> <h3>Heading</h3> <p>サイトのコンセプト文章が入ります。</p> </div> </div> <div class="col-xs-12 col-md-4 text-center"> <img src="image/photo04.png" alt="..."> <div class="caption"> <h3>Heading</h3> <p>サイトのコンセプト文章が入ります。</p> </div> </div>
footerは
「Examples」の「Sticky footer」のソースを参考にコピー&ペーストします。
これでfooterが追加されました。
<footer class="footer">
<div class="container">
<p class="text-muted">copyright © sample</p>
</div>
</footer>
これでHTMLでレイアウトは完成しました!!
Bootstrapは元からレスポンシブ仕様なのでHTMLコーディングするだけでPC・タブレット・スマホにデバイス幅が対応します。
私はデバイス毎のグリットレイアウトの表示を 「Adobe Edge InspectCC」で確認しています。
「Brackets」に「Edge Inspect extension for Brackets and Edge Code」プラグインを入れる事によって「Adobe Edge InspectCC」が使用できます。
デザインカンプ通りにデザインを調節、色付けするために
次回はSassでデザインカスタマイズする方法を紹介します。
今回のサンプルHTMLは下記ボタンから「サンプル.ZIPをダウンロードする」、「JSFiddleでコードを確認する」で確認してください。
Sassかぁ〜。難しそうだけど、頑張ります!
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