新しい情報をAzure の日本リージョンが開設されたので AWS と比較してみたにメモしました。(2014/2/27追加)

Microsoft が運営するクラウドサービスWindows Azure で仮想マシン(Virtual Machine 以下VM)の正式提供が始まりました。Azure VM では、Windows Server や Linux Server が提供され、Amazon EC2 からの移行も容易なので価格の比較をしてみました。

サーバー種別

Windows Server

Linux

短期・長期

短期(/時間)

長期(/月)

短期(/時間)

長期(/月)

Azure VM XS

\1.67

\1,246

\1.67

\1,246

Azure VM S

\7.48

\5,564

\4.99

\3,737

EC2 Micro

$0.04(\4.0)

\2,327

$0.027(\2.7)

\1,217

EC2 Small

$0.12(\12.0)

\5,714

$0.088(\8.8)

\3,477

※1ドル=100円とした。EC2のWindows は、EBSが30GB必要になるのでその料金も含めている。

この表を見ると、同じクラスだったら Amazon EC2 より Azure の CPU 性能が上なので、AWS への対抗が明確に表されています。

特に大きい特徴としては、Windows Server の XS の価格が押さえられているということです。要するに、Microsoft としては、初心者が最初に使うサーバーの価格を抑えて Windows Server の利用を増やしたいという意図がはっきりしています。スタートアップ時のサーバー経費は結構負担になるものなので、低価格のレンタルサーバーでは十分でない場合の有力な選択肢となると思います。

日本で Windows Azure を使う場合の欠点は、データセンターが香港にあって少し遅延があるのに対して、AWS の方はデータセンターが東京にあるということです。CDN を利用すれば、東京にエッジサーバーがあるのでかなり改善はできます。

Windows Azure 仮想マシン料金 http://www.windowsazure.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/
Amazon EC2 料金表 http://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/