Webアプリを創る 😊クリエイティブWeb

カテゴリー: プログラミング

ASP.NET MVC 2 RTM と Orchard Technical Preview 版がリリース

2010年3月18日

ASP.NET MVC 2 RTM と Orchard Technical Preview 版がリリースされています。ASP.NET MVC 2 RTM は、3月12日にリリースされています。インストールの方法については、MSDN BLOG に説明があるのでそちらをみてください。Orchard は、Microsoft のチームが開発している ASP.NET MVC ベースの CMS ですが、3月15日に Technical Preview 版がリリースされています。実際にインストールして使ってみましたが、インストールについては容易です。Orchard のダウンロードのページからファイルをダウンロードしてインストールすることも、Web Platform Installer を利用してインストールすることもできます。Web Platform Installer を利用する場合は、まだアルファ版のため Web アプリケーションのメニューには表示されず、オプションボタンから設定をします(ここに英語ですが説明があります)。CMS としては、オーソドックスなタイプで、現時点では、ページの作成とブログの機能ぐらいしかありませんが、今後に期待したいと思います。

image

Umbraco と N2 CMS

2010年1月30日

ASP.NET で動作する OSS の CMS が、mojoPortal、Umbraco、DotNetNuke、N2 CMS に加えて、KooBoo、Orchard、Graffiti CMS と選択枝が増加してきたので、それぞれどういう特徴があるのかを調べようと思って、最近実際にインストールして操作してみています。今回は、機能の豊富さではなく、自分でテンプレートを作成することが容易か、カスタマイズが容易か、編集画面のインターフェースが優れているかという点を中心にみようと思っています。

そういう視点で見ると、個人的にはUmbraco と N2CMS が優れているのではないかと感じています。Umbraco と N2CMS は、北欧生まれの CMS で、開発者が Web サイトの構築に携わるプログラマーであり、自分で Web サイトを構築するために開発したもので、機能は多くないものの基本機能がしっかりしている CMS であるという共通点があります。

Umbraco は、テンプレートの自由度では、一番ですが、編集画面の GUI は、N2 CMS の方が公開画面からすぐに編集できるのでわかりやすいように思います。N2 CMS は、全般的に見てUmbraco よりプログラマーが作成する部分が多くなるという欠点はあるけど、逆に編集画面がシンプルになり、一般ユーザーでも使いやすいというメリットがあると思います。下の画面が、N2 CMS で作成したWebサイトの画面で、左上にあるのが編集者用のツールバーです。Umbraco と N2 CMS については、もう少し詳しく調べてみようと思っています。
 image

KooBoo もなかなかよくできたCMSですが、編集画面の操作が難しいということで今後に期待したいと思っています。

なお、Orchard は、プロジェクトが始まったばかりで、システムの制作のため頻繁にソースが更新されている状態なので、今後に期待することにしました。また、Graffiti CMS は、まだバイナリのリリースができておらず開発メンバーが不足している状態だと思われるので、インストールはしてみたのですが詳しく調べることはパスします。

ホスティングサーバーで ASP.NET MVC を使ってみる

2009年7月19日

4月にオープンソースライセンスとしてバージョン1が正式にリリースされた ASP.NET MVC をホスティングサーバーで使おうと思ってテストをしてみました。ほとんどのホスティングサーバーで簡単に利用できることがわかりました。

ローカルマシンに、ASP.NET MVCをインストールして、ASP.NET MVC のサンプルをコンパイルして、ホスティングサーバーにアップロードしました。サーバーにASP.NET MVCがインストールされていない場合は、以下の図のように「ファイルまたはアセンブリ ‘System.Web.Mvc, Version=1.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35′、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。」というエラーが発生します。

image

サーバーに、ASP.NET MVC がインストールされていない場合、VS2010 Beta のドキュメント方法:ASP.NET の MVCアプリケーションの発行を見ていると、Bin フォルダーに必要なアセンブリをアップロードすれば大丈夫ということです。ASP.NET 3.5 SP1 以上の環境が必要だと書いてある資料もあるのですが、ASP.NET 3.5以前の場合でも動作するし、mono でも動作するようです。ASP.NET 3.5 SP1 の場合には、System.Web.Mvc のみを、ASP.NET 3.5 以前の場合には、以下の3種類のアセンブリをBin フォルダーにアップロードします。また、これらのセンブリは、信頼レベルが中(Medium Trust)で動作するということなので、殆どのホスティングサーバーで対応していると思います。

  • System.Web.Mvc (ASP.NET MVC アセンブリ)
  • System.Web.Routing (ASP.NET MVC が必要とする .NET Framework アセンブリ)
  • System.Web.Abstractions (ASP.NET MVC が必要とする .NET Framework アセンブリ)

アセンブリをアップロードするためには、発行の前に、以下の設定をしておくのが簡単です。ソリューション エクスプローラで参照設定を展開して、System.Web.Mvc、System.Web.Routing、System.Web.Abstractions(ASP.NET 3.5 SP1 の場合には、System.Web.Mvc のみで可) を選択して右クリックしてプロパーティを選択し、プロパティ ウィンドウで、ローカルコピーをTrueに設定します。

image

ASP.NET MVC 関係リンク

Microsoft ASP.NET のMVCのページ
MSDN マガジン 2008年3月 ASP.NET MVC: Web フォームを使用しないで Web アプリケーションを作成する
IIS/Windows サーバー徹底解説 ASP.NET MVC 入門
@IT Inside.NET NerdDinnerチュートリアル
@IT Inside.NET ASP.NET MVC入門
CodeZine もう一つのASP.NET「ASP.NET MVC」を知る
マイコミジャーナル 一体何が新しいの? 新フレームワーク「ASP.NET MVC」の勘所をおさえる