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カテゴリー: サイト制作

Umbraco 7.1 を使ってみた

2014年4月17日

Umbraco 7.1.1 が公開されています。Umbraco 7 で動作するパッケージも増えてきたし、Umbraco 7.1の公開でシステムの方も安定してきたように思います。そのためか、Google トレンド(下の図)をみると、最近Umbracoは人気度が伸びています。

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しかし、日本では全く使われていないようです。Niels が下の図のとおり4月9日のインストール状況をツイートしているのですが、日本はゼロでした。

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それで、久しぶりに Umbraco のことを書いてみます。Umbraco 7 では、以前と比べるとインストーラーや管理画面がスマートになっています。それから、Azure Web サイトを使うとインストールも簡単です。Microsoft Azure へのインストールのメモも作成しました。

このサイトを Umbraco 7 にアップグレードしようと思ったのですが、uCommentsy が Umbraco 7 に対応していないということでやめて、ecitizen.jp の方をアップグレードしてみました。インストールの途中でデータベースの更新エラーが発生しましたが、Umbraco のフォーラムに丁度その問題の記事があったので、その記事の最後にある SQL スクリプトを実行すると無事にアップグレードすることができました。Umbraco 4 の時にインストールした場合に発生するエラーのようです。Umbraco 7 にすると管理画面がよくなりました。

Umbraco 6 で 新 API の導入、Umbraco 7 では AngularJS を使った新管理画面の導入と大きなアップデートがあって、過去のパッケージが使えなくなりました。でも、使いやすくなったし、これで当分はこのような大きな修正はないと思うので、Umbraco を一度使ってみてください。

日本では、CMS は WordPress が人気で、SEO にもいいと言われていますが、ブログは、一度書いてしまうとその記事を修正するのは基本的には禁じ手です。だから、人気のある記事を同じ URL でアップデートしながら最新のものにしていくということができません。これは、SEO にとって非常に残念なことで、人気のある記事は Umbrco に移行させて、アップデートしていくのは SEO 的にみていい方法だと思います。

Umbraco 7 が公開されています

2013年11月30日

遅くなりましたが Umbraco 7 が公開されています。下の図のように管理画面の方が一新され、レスポンスがよくなって使いやすくなっています。

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スターターキットの方も下の図のように HTML 5 のレスポンシブルのテーマに変更されています。デフォルトが WebForm から MVC に変更されたので、スターターキットの方も MVC になっています。

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Umbraco 7 で残念なのは、Url に ASCII コードしか使えなくなったことです。日本語名でコンテンツを作成すると日本語部分が消された Url になってしまいます。日本語名でコンテンツを作りたい場合は、対応方法としては、Document Type に Alias が umbracoUrlName のプロパティを追加して、Url を ASCII コードで入力することで対応できます。具体的には、Setting セクションで、下の図のように、Document Types の Master に新規プロパティを追加します。その時に Alias を umbracoUrlName にしておきます。

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そうすると、コンテンツのセクションで入力画面に下の図のように Url の入力項目が追加され、名前でなくここで入力された Url になります。この項目でも名前の場合と同じで日本語を入力しても Url の方では消されてしまうので、日本語名の Url は使えなくなってしまっています。

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Umbraco Issues の U4-750 で、Stephan 氏が Unicode も Url で使えるように過去のルーティンも Umbraco Core に追加する。また、IUrlSegmentProvider をオーバーライドすれば自分で好きなように名前から Url を設定できるようになるといっているので、少しソースの方を調べてみようと思っています。

WordPress が一人勝ちしているけど本当にそれほどいいの?

2013年10月24日

イケダハヤト氏のブログ、「「WordPressからライトドアブログへの移転」について、サービスの中の人に伺ってきた」をみて確かに自分も同じように思っていたことがあるので、そのことを書いてみます。

イケダハヤト氏が、特に面白かったと思ったお話が、

「みなさん、たかがブログを作るためにWordPressを使うのって、けっこう大変だと思うんですけどね…。

確かにそのとおりで、WordPressだと誰でも簡単に更新できるというけれど、一応 MySQL というデーターベースを使っているから、データの管理どうしているんだろうと思っていた。MySQLのデータのバックアップとか、普通の人にとっては結構大変だと思うけど、どうしているのだろう。バックアップを取らずに運用している人も多いのかな。それだと、うまく動作しているときはいいけど、何かトラブルがあったら自分では対応できないから、結局は業者に対応を依頼しないといけないから、結構運用コスト高くなるよね。

最近、企業のホームページでも WordPress が人気のようだけど、メンテナンスをどうしているのか疑問に思っている。WordPress って「SEOに強い」という都市伝説があるから、企業だったら、高い運用費用を業者に払っているかもしれないが…。なお、WordPress が SEOに強いというのは AdSense 日本版 公式ブログ で明確に否定されているから、安心して WordPress でなくても自分の気に入ったツールやサービスを使いましょう。

こういうことを考えていくと、ブログを書くだけであれば、自分で WordPress を運用するよりも、ライブドアブログのようなサービスを使った方が確かにいいと思うので、イケダハヤト氏が移転することに決めたというのは、正解だと思う。

企業サイトでも、普通の零細企業のサイトだと、本当は WordPress より Jimdo や Wix のようなウェブサービスを使った方がいいように思うんだけどな…。特にお知らせやニュースのようなブログ的なものを載せる気がない企業サイトに WordPress を使うのは勧められたものではないと思う。

Umbraco 6.0.0 が公開されました

2013年2月3日

Umbraco 6.0.0 が公開されました。Umbraco 5 の開発が中止となったため本当に久々のメジャー・バージョンアップです。v 4.10 では MVC に対応し、今度のバージョンでは New API が導入され V5 を超えたということで V6 になったということのようです。

今回のバージョンアップの主な内容については、以下のとおりで、今回も開発者向けの機能が多く、拡張性が大きく改善されています。Umbraco 5 の時のような華々しさはありませんが、実際に開発をおこなっている人間にとっては大きなメリットのあるバージョンアップとなりました。

  • コンテンツ及びメディアに関する New API が導入された。なお、User 及び Member に関する New API は、6.1 で導入される予定になっている。
  • New API をバックオフィスで使用することにより処理速度が改善された。
  • 部分ビューマクロがサポートされた。
  • PetaPoco が利用できるようになった。
  • 対応する MVC が MVC 3 から MVC 4 にアップグレードされた。
  • ログがテキストファイルの変更され、データベースが肥大化することがなくなる。

New API については、Umbraco 6 New API に、MVC については、Umbraco MVC について にメモをしている途中です。これらの編集に協力をお願いします。

Umbraco 7 では、Project Belle でバックオフィスのユーザーインターフェースが改善される予定です。最近は開発者向けの機能の改善が多かったのですが、やっと次のメジャー・バージョンアップでは多くのユーザーに関係する部分が改善されるということなので期待しておきたいと思っています。 

Umbraco 6 のダウンロードについては、Codoplex のダウンロードのページでダウンロードできます。Nuget を使って Install-Package UmbracoCms でインストールすることもできます。また、Web Platform Installer (Web PI) を使ってもインストールすることもできますが、Web PI の場合は登録されるまでにしばらく時間がかかります。Umbraco 4 とは、99%の互換性があるというこですが、1%の非互換部分があるので稼働している Umbraco 4 のサイトを Umbraco 6 にアップグレードする場合はテストをしてからにするようにしてください。

国内CMS市場シェアについて

2012年12月6日

前回、国内のCMSのシェアの資料はないと書きましたが、アイ・ティ・アールが出荷金額のシェアを公開していました(ITR Market View:コンテンツ管理市場2012)。それによると、国内WCM(Web content management)市場の2011年度の出荷金額は32億円で前年度比14.3%増の高い伸びを示しているとのことです。会社別のシェアでは、シックス・アパート(MovableType)12.4%、ミックスネットワーク(SITE PUBLIS)11.9%、オートノミー(TeamSite)11.0%、I-ON Comunications(国内販売元:アシスト NOREN)7.9%、パナソニックソリューションテクノロジー(DBPS)5.0% の順となっているそうです。

日本では、まだまだ Movable Type には根強い需要があるようで小差で1位をキープしており、9月には新バージョンの5.2が公開されています。ミックスネットワーク社以下は、1本が数百万円台する商用のCMSです。売り上げの本数で言えば、1社で100本にもならないので、購入しているのは大企業ということになると思います。

この調査は出荷金額の調査なので、OSSのCMSは対象外になってしまいます。前回と合わせると、日本では、商用の数百万するような CMS を導入するだけの金がない会社の場合に、かなりの改造が必要なWebページを作成したいときに、Web会社がかなり無理をして受注してきて WordPress や Movable Type で無理矢理に改造しているという姿が浮かんできます。こういうことも、日本のWeb業界は残業の多い会社が珍しくないという一つの原因になっているのではないでしょうか。