Umbraco 6.0.0 が公開されました。Umbraco 5 の開発が中止となったため本当に久々のメジャー・バージョンアップです。v 4.10 では MVC に対応し、今度のバージョンでは New API が導入され V5 を超えたということで V6 になったということのようです。
今回のバージョンアップの主な内容については、以下のとおりで、今回も開発者向けの機能が多く、拡張性が大きく改善されています。Umbraco 5 の時のような華々しさはありませんが、実際に開発をおこなっている人間にとっては大きなメリットのあるバージョンアップとなりました。
- コンテンツ及びメディアに関する New API が導入された。なお、User 及び Member に関する New API は、6.1 で導入される予定になっている。
- New API をバックオフィスで使用することにより処理速度が改善された。
- 部分ビューマクロがサポートされた。
- PetaPoco が利用できるようになった。
- 対応する MVC が MVC 3 から MVC 4 にアップグレードされた。
- ログがテキストファイルの変更され、データベースが肥大化することがなくなる。
New API については、Umbraco 6 New API に、MVC については、Umbraco MVC について にメモをしている途中です。これらの編集に協力をお願いします。
Umbraco 7 では、Project Belle でバックオフィスのユーザーインターフェースが改善される予定です。最近は開発者向けの機能の改善が多かったのですが、やっと次のメジャー・バージョンアップでは多くのユーザーに関係する部分が改善されるということなので期待しておきたいと思っています。
Umbraco 6 のダウンロードについては、Codoplex のダウンロードのページでダウンロードできます。Nuget を使って Install-Package UmbracoCms でインストールすることもできます。また、Web Platform Installer (Web PI) を使ってもインストールすることもできますが、Web PI の場合は登録されるまでにしばらく時間がかかります。Umbraco 4 とは、99%の互換性があるというこですが、1%の非互換部分があるので稼働している Umbraco 4 のサイトを Umbraco 6 にアップグレードする場合はテストをしてからにするようにしてください。