最近は、「統計メモ帳」のサイトのモバイル対応をしています。当初は、ユーザー エージェントによる振り分けで対応しようと思っていたのですが、作業中にレスポンシブ Web でもできるのではないかと言うことに気づいて、テストしたら問題がないようなので、Bootstrap を使って、レスポンシブ Web でモバイル対応を進めています。
統計メモ帳だけで、テンプレートが60ページあるので、もし振り分けにしていたら、テンプレートが120ページになったということで、後の管理を考えると、できるだけレスポンシブ Web で対応した方がいいと思っています。
自分が管理で一番大変だと思っているのは、テンプレートの修正や CSS の管理です。今回もまだ50ページ以上のテンプレートの修正作業が残っていて、かなり大変な作業です。プログラムの部分は、Visual Studio が結構優秀なのと、ソースは Git に入れてあるので意外とスムーズにいっています。
CSS には、デザイン能力も必要ないし、変数も関数もないのでプログラムの能力も必要ないしで、3ヶ月も勉強すれば誰でもできると思われていて、webコーダーは最底辺の職種になっています。そのためかどうかは分かりませんが、CSS の管理はあまり考えられていなかったと思います。しかし、CSS には、名前空間がないので、そのクラスがどこで使われているかを調べるのに手間がかかります。だから本当は命名規則をきちんとしておくことが非常に重要です。
Bootstrap を実際に使ってみて感じたことは、普段に使うコンポーネントを一通り作ってくれて、そのコンポーネントに名前をつけてくれたということが偉大だと思います。CSS のクラスの名前にデファクトスタンダードを作ったということは大いに評価すべきで、以後の管理は少しは楽になると思います。
Bootstrapは、所詮はコンポーネントの集まりで、利用する人の能力によってどうにでもなります。Bootstrap は、カスタマイズをするのが難しく Bootstrap 臭がするからダメだという人は、CSS をカスタマイズする能力がない人です。自分のようにデザイン能力がない人間が使えばしょぼいデザインのものしかできません。
レスポンシブ Web では、以前は Google アドセンスを入れるのが難しかったのですが、レスポンシブ広告ユニットが使用できるようになっているので、それほど問題なく導入することができました。