Bootstrap 4 Alpha が最初に公開されたのは、昨年の8月19日です。それから1年4ヶ月を経過しましたが、まだ Alpha 5 という状況です。開発に非常に時間がかかっていますが、最近になってやっと開発が加速しているようなので、自分もテストに使い始めました。

Bootstrap 4 Alpha のドキュメントは当然英語しかないのですが、Google翻訳にニューラルネットワークが導入されて精度が大幅に上昇しているので、Bootstrap 4 のドキュメントに「ウェブサイト翻訳ツール」プラグインをつけてみました。Bootstrap のドキュメントは、GutHub で CREATIVE COMMONS で公開されているので、著作権の問題はないので以下の URL で公開していますので興味のある方は見てください。

http://bootstrap.pp22.net/

プラグインを追加するだけで、翻訳ができてしまうのは、素晴らしいです。

Google 翻訳は、まだまだ、おかしなところも多いですが、あれば便利というところまではなっていると思います。以前は使い物にならなかった機械翻訳ですが、やっと少しですが実用的になったようです。

Bootstrap 4 の日本語のドキュメントはBootstrap 4 日本語リファレンスという翻訳中のものがあるのですが、現時点では未翻訳の部分が多いし、Alpha 2 ベースです。ドキュメントの翻訳には時間と手間がかかるので、もう Google 翻訳で我慢してもいいように思います。

Bootstrap 4 の開発状況ですが、9月6日に、現行バージョンである Bootstrap 3 の定期的メンテナンスを終了するという発表(Getting to v4)がありました。この状況については、InfoQの「Bootstrap v3の定期的メンテナンスが終了」という記事が参考になると思います。

現在開発中の Alpha 6 では、Flexbox がデフォルトになり従来の float レイアウトはサポートされなくなります(v4 Alpha 6 ship list)。普通に使っているブラウザーで Flexbox をサポートしていないのは IE9 だけですが、IE9 は今年(2017年)の 4月11日に Windows Vista と共にサポート切れになります。

これらの件は、当初の計画とは違うものですが、開発者の負担の軽減ということでは仕方がないことだと思います。そして、Bootstrap 4 の 問題(Issues) が順調に解消され始めています。近いうちに Alpha 6 が公開され、その次は Beta です。完成も見えてきたように思います。