最近 Python を使い始めました。そうはいっても ASP.NET Core の代わりに Python を使うわけではありません。ASP.NET Core は、いいソフトだと思っているので、Web アプリの関係では、これからも使うつもりです。。
自分が .NET Framework ではなくて .NET Core を使う場合に困ることは、System.Drawing がないこと、Excelファイルを読み書きする NPI 等のライブラリーや数値計算用のライブラリーが .NET Core には対応していないことです。
これをどうするか考えていくと、こういう処理は C# ではなくて Python の方が得意なので、C# でライブラリーを探したり自分で作ったりするよりは、Python を使った方がベターだと思ったためです。
ところで、Python の方も Python 3 が出たのは、2008年だからもう8年も経っています。それでも Python 2 系使っているところが多いようです。確かに互換性がないとプログラムの修正は大変です。.NET Core の場合でもサードパーティのライブラリーの対応はなかなか進んでいません。.NET Core の場合は、.NET Core 2 で .NET Standard 2.0 に対応して、従来の .NET Framework と互換性がかなり良くなるようなので、どうなるのか楽しみですが、対応には時間がかかるというのが現実だと思います。
Python 2 と Python 3 のどちらを使うのかという点ですが、やっと殆どのライブラリーが Python 3 に対応したそうで、それに自分の場合は過去のしがらみがないので Python 3 にしました。
Python の環境構築には、miniconda を使いました。Python の環境構築の方法は何種類かありますが、科学計算ライブラリを使う場合は anaconda を使うと管理が楽で、デファクトになっているようです。
Python の IDE は、Visual Studio に Python Tools for Visual Studio をインストールしたものと Jetbrains 社の PyCharm の Commnity Edition を使っていて、どちらが使いやすいかテスト中です。PyCharm は、Web アプリを作らないのであれば、特にPro版を買わなくてもすみそうです。
Excel のファイルを操作するライブラリーには、openpyxl、xlsxwriter、xlrd、xlwt があって、一応 xls と xlsx の両方のファイルを読み書きできるようです。自分が必要なのは取りあえず、xls ファイルのデータを読み込む xlrd なので、それを試してみたら日本語も読むことができました。
現在は、「入門 Python 3」で勉強中です。他の言語が使えるのであれば、Python は1週間あればそれなりには使えるようになります。プログラム言語を複数使うのは、頭がこんがらがってくるので、したくはないのですが、C# はビジネス向けが強くて、科学計算に使っている人はそれほど多くないと思います。プログラム言語が沢山あるということは、その数だけ用途があるということだと思うので、用途によってその分野に強いプログラム言語を使うというのは仕方がないことのように思います。