自宅サーバーに Windows の Internet Information Service(IIS) を使用すべきではないという意見が多いと思うのですが、それは、Windows XP までの話であって、Windows 7/Vista に付属する IIS7 は、セキュリティ面が強化され、管理機能も充実してきています。実際に触ってみれば、あまりにも違うということが実感できると思います。Windows 7/Vista に付属の IIS7 は、開発用だということで機能制限があるため、性能面では Apache と比較すると大きく劣りますが、個人や小規模な会社のウェブページであれば十分な能力を持っています。
共用サーバーであれば、数十から数百の利用者で共用していますから、それと比較すれば、1台を専用できるわけだから、能力は十分です。特に、共用サーバーでは禁止されている負荷が重い処理をしなければいけないような場合に最適です。どれだけ利用があるかわからない立ち上げの時期に、専用サーバーの費用は、負担が重すぎます。
Windows 7/Vista を使用するメリットとしては、日頃から使い慣れているPCを利用するので新たに覚えなければいけないことが、Linux を使用する場合と比較すると遙かに少なくなります。また、イントラネットでは、広く使われている ASP.NET を使うことができます。
Windows + IIS で自宅サーバーを構築した事例を紹介するホームページや書物は少ないので、その方法を紹介するページ Windows 7/Vista で自宅サーバーを作成しました。