mojoPortal が 2.3.3.2 にバージョンアップされています。今回のバージョンアップの概要は、以下のとおりです。サイト検索をしてみたら、日本でも mojoPortal で作成したサイトが公開されてきています。これからも、mojoPortal の情報を提供していきたいと思っています。

1.メタデータの追加

メタキーワード、メタディスクリプション以外のメタデータも追加できるようになりました。メタデータ記述に使う語彙の国際標準である Dublin Core もサポートしており、設定は以下の手順でおこないます。
(1) 「管理メニュー」の「サイトの設定」を開いて、Meta Content profile の設定をおこないます。Dublin Core を使用する場合は、http://dublincore.org/documents/dcq-html/ と入力します。
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(2) メタデータの設定をしたいページに移動し、「ページの設定を編集」をクリックして、ページの設定画面を表示し、「メタ設定」タブを選択します。設定画面で「Add Meta Link」ボタンと「Add Meta Element」ボタンが追加されています。それらのボタンをクリックすると以下の図ようにメタデータの入力画面が表示されます。
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2.ページコメント

コメントに IntenseDebateDisqus が利用できるようになりました。IntenseDebate のページを見ると多言語化が進められており、日本語もメニューで選択ができるようになっていました。WordPress のモジュールも日本語化されていて、IntenseDebate を日本でも使える環境が整ってきたという気がします。日本語化のボランティアをされている方には感謝いたします。

3.Google 翻訳

Google 翻訳ウィゼットをサイトに設置できるようになりました。設定については、他の機能と同じように「ページの編集」をクリックして、以下の図のように機能で「Google Translate」を選択します。すべてのページに設定したい場合は、使用しているスキンのlayout.master ファイルに以下のコードを記述します。
<portal:GoogleTranslatePanel id="gt1" runat="server" CssClass="gtranslate" />
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4.IFrame の改善

html で記述していたのを、わかりやすいように項目の入力に変更されています。

5.お問い合わせフォームの改善

複数のアドレスや複数の問い合わせ先をユーザーが選択できるように設定することができるようになりました。複数のアドレスを選択できるようにするためには、お問い合わせフォームの設定で、メールアドレスの欄に、以下のように|で区切ってメールアドレスを複数入力します。
sales@yourdomain.com|support@yourdomain.com|billing@yourdomain.com
また、メールアドレスを表示したくない場合は、Alias の欄にも、以下のように|で区切って複数入力します。
Sales Department|Technical Suport|Billing

6.フォーラムの改善

ユーザーにメールの通知がしやすくなる等の改善がなされています。

7.共有ファイルの改善

共有ファイルに説明の項目が追加されています。

8.CSS の再構成

CSS ファイルの記述が項目別に整理されています。また、GridView については、YUI からフリーの GridView テーマに変更になっているので、カスタムスキンを使用している場合は、style.config の修正が必要になります。

9.その他

Azure 用のバイナリファイルもアップロードされています。mojoPortal もとうとう Windows Azure に対応したのかと思うとともに、Azure は、仮想ディレクトリの設定ができないと思うので、普通のインストールではサイトをmojoPortal が独占してしまうようにしかできないため、個人ユーザーではコスト的に利用するのは無理だと思ってしまいます。