4月の中旬に自宅サーバを Intel D510MO マザー + AOpen S110 ケース + Windows 7 Pro に変更して約3ヶ月が経過しました。最近、気になったことを少しメモしておきます。

1.消費電力・発熱について

image これから、一年で最も暑い時期になりますが、最近 ATOM の温度を確認したところ、5月の時点と比べると10度ぐらい上昇していました。どのぐらいの温度まで大丈夫なのかが気になり、D510 のスペックを調べてみました。TJUNCTION が100度ということで、まだかなり差があるので安心しました。

ついでに消費電力について調べて見ました。データシートでのD510 の Max TDP は13Wです。サーバー全体としての消費電力を正確に測定するには、ワットチェッカーが必要なのですが、ワットチェッカーを持っていないので、ホームページで消費電力を測定した事例を調べることにしました。おおよそ 35~40Wのようです。消費電力を40W、電力料金を1kWhにつき23円とすると月額で約660円になります。まあ、妥当なところで、ATOM は自宅サーバー用には最適のCPUです。

2.自宅サーバー?共用サーバー?VPS?

どれを使うのがいいのかということですが、自宅サーバーも共用サーバーもVPSも最近はかなりコストが下がってきて自由に使えるようになりました。そういう時代だからこそ、自分の趣味にあったものを選択すればいいのではないかと思っています。ソフトやハードを自由にいじりたいのであれば自宅サーバーを選択すれいいし、ホームページを持ちたいだけというのであれば、とりあえずGoogle Site でホームページを作ってみればいいし、ウェブサイトが成長して信頼性が重要になったときには、VPS を検討すればいいと思っています。以下にそれぞれのメリットを書いておきます。

自宅サーバー 設定を自由にすることができ、デバッグがやりやすい。
容量や負荷に対する制限が少ない。
共用サーバー ハードウェアを管理する必要がない。
比較的低価格である。
WordPress 等のブログやCMS等のアプリケーションを自由にインストールし設定をすることができる。
Google App Engine 無料(制限あり)で利用できる。
Python、Java でプログラムが可能。
cron を利用したり、制限の範囲内であればバッチ処理も可能。
Google Site、Blogger
Office Live Small Business
無料(制限あり)で利用できる。
サイト構築ソフトが提供されるので、すぐにウェブサイトの構築を始めることができる。
VPS ハードウェアを管理する必要がない。
安定性が高い。