Umbraco 4.6 (コードネーム Juno) のベータ版が12月24日に公開され、CodePlex のページからダウンロードできるようになっています。Umbraco 4.6 ベータを実際にインストールしてみると、ユーザーエクスペリエンスが大きく改善されていることを実感しました。例えば、下の図のように、スターターキットが用意され、きれいで実用的なスキンがついてくるようなったり、管理画面ではダッシュボードにヘルプやドキュメントへのリンクが表示されるようになりました。Umbraco も開発者のための CMS というだけではなく、WordPress と同じように普通の人にも勧めることができる CMS に成長したんだということを感じています。特にデザイナーの方にはお勧めの CMS になったと思います。Umbraco 4.6 での新しい機能や改善点の主なものは以下のようなものです。
- インストーラの改善
- 実用的なスターターキットが用意され、スキンも付属したことにより、初めてのユーザーでもウェブサイト構築の出発点となるサイトを容易に手に入れることができるようになった。
- スキニングエンジンが導入されて、ユーザーが例えば背景の色や画像の設定の変更を管理画面でおこなうことができるスキンを作成できるようになった。(マニュアル guide to creating Umbraco skins)
- 開発者が Umbraco の拡張を容易にできるようにするため、INode、IMacroEngine 及び ILog のインターフェースが導入された。
- SQL CE 4.0 のサポート。ベータ版ではマニュアルでライブラリを追加する必要があるが、正式版ではダウンロードのファイルに含まれる予定。小規模なサイトであれば、SQL CE 4.0 を使用すれば、データベースのことを意識する必要がなく、Web PI でワンクリックで自分のPCにインストールして、サイトが完成したら、公開用のサーバーにファイルをアップロードするだけで公開できるようになるので、初心者には優しくなる。
- Razor のシンタックスをサポート
Umbraco を日本で普及させるための協力のお願い
Umbracoは、世界的には ASP.NET で動作する CMS として最も有名で 85,000以上のサイトで使われているそうですが、日本では、日本語の情報はないし、ユーザー間のコミュニケーションの手段もない状態で、利用しているユーザーはごく少数だと思われます。個人的には、Umbraco には以前からポテンシャルを感じていて、Umbraco の紹介を個人的におこなってきましたが、Umbraco 4.6 は多くに人に勧めることができる CMS になると思っています。この機会に、日本においても Umbraco を多くの人に使ってもらえるようにできればと思っています。
Umbaraco に関する日本語の情報が全くない状態なので、Umbraco に関する情報は何でも、例えば Umbraco をインストールしたよとか、Umbraco でウェブサイトをで作ったよとかいうような情報をコメントしていただけたらと思っています。
また、日本での普及のためには、例えば以下のようなことをすればいいのではないかと考えています。
- Umbraco の管理画面の日本語化
- 初心者用の日本語マニュアルの作成
- ユーザー・フォーラムの運用
日本でのUmbraco の普及に協力していただけるという方や普及をさせるためにはどうしたらいいかという意見がある方がいましたら、是非コメントをいただけたらと思います。
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