SQL Server 2012 の Release Candidate 0 が 11月18日に公開されたので、2012 Express RC0 を使って見ました。SQL Server 2012 の売りは、プライマリーサーバーがダウンした時にセカンダリーサーバーに数秒で切り替わる機能が簡単に設定できる「AlwaysOn」、データを統合して見える化をする「BI 機能」というところですが、Express ではサポートされていない機能です。Express のエディションでは、開発用に適した LocalDB が追加されています。LocalDB は、ユーザーモードで動作し Express のプログラミング機能をすべて備えている簡易版です。SQL Server 2012 では、Windows XP と Windows Server 2003 がサポート対象外となっていて、時代の移り変わりを感じます。
2012 Express RC0 を実際に使って見ると、以前のバージョンと違ってインストーラーは安定しています。例えば、2008 R2 では Express エディションをインストールした場合に、Express エディションでインストールしたインスタンスには Advanced Services をインストールできなかったのですが、2012 Express RC0 では、機能の追加ができるようになっています。データベースエンジンについても、ほとんど変更はありませんが、自分が使った範囲ですが安定しており、T-SQL に新しく追加された関数は、Express でも利用できるので、正式版が公開されれば早く使おうと思っています。2012 Express RC0 の Express エディションのインストールのメモを作成してみましたが、インストールについては、基本的には、2008 R2 Express と全く同じです。