イケハヤ氏の「会社員ブロガー」は客観的に見て「つまらない」というブログが結構話題になっているので、ブロガーをプログラマーに変えて個人的に思ったことを書いてみた。イケハヤ氏は、
本気でブログで食べていきたい、もっと面白いコンテンツを作りたいと思っているのなら、思い切って会社の外に飛び出した方が、早く理想に近づくことができると思います。
目処としては、「会社員を続けながらブログを更新し、毎月30万PVをコンスタントに獲得できている」のなら、かなり余裕でプロブロガーになれると思います。会社を辞めて本気で更新すればPVは恐らく1.5〜3倍(45万PV〜90万PV)にはなると思うので、収益性を1PV=0.4円とすると、 15万〜25万円は稼げると思われます。
これに対して、会社員ブロガーである gori.me氏が、月間120万PVの「会社員ブロガー」が語る、会社員でありながらブログを書くことの魅力というブログで会社員ブロガーだけど何か文句ある?という反論をしている。
では、「会社員ブロガー」は本当に「つまらない」のだろうか。もちろん、会社員を辞めてブログ運営に集中すれば記事内で言われている通り、それなりに収益化できるはず。ただ、同時に現役会社員ブロガーとしては、会社員でありながらブログを続けることによる様々なメリットも存在すると思う。
恐らくあの記事を読んで怒りと絶望で震えている会社員ブロガーも多いと思うので、本記事では会社員でありながらブログを書くことに対する魅力について紹介する!
まあ、ブロガーの場合であれば会社員であってもなくても、自由にブログを書くことができればそれでいいではないかと思う。プログラマーの場合はどうかというと、ブロガーの場合と同じように自由にソフトウェアを作ることができる環境にいるのであればそれでいいと思う。
ツイッターとかブログをみていると、「安易に会社辞めてはいけない」という意見が多い。確かに日本では、技術力ではなく大企業、中小企業、正規社員、非正規社員というような会社の規模や社内の身分によって給料が決まってくる部分があるのは事実である。欧米では、会社員とフリーランスを行ったり来たりしている人は多いようだが、日本では会社を辞めると身分的に一番下のランクになってしまうと思い込まされている人が多い。どうも成功体験が日本人の意識の中にかなり特殊な身分制度的なものを作り上げてしまったようだ。確かに日本は1990年頃まではIT業界にも活気があって、日本の大手はIBMと対等に勝負をしていた。メインフレーム中心の時代であったため、大手のSIer中心にしたゼネコン的な開発体制がマッチしていた。
今でもそうした意識のままで本当にいいのだろうか。メインフレームの時代であれば、個人ではハードを買うこともできなかったし、ソフトウェアも大手SIerでなければライブラリーを持つことは困難であった。しかし、最近のソフトウェア開発では企業の規模は関係なくなってきている。ハードウェアは安価になった上にクラウドを安く借りることができるし、ソフトウェアではOSSのライブラリが充実していて大手でなければ手に入らないものはなくなっている。こうした時代の流れに合わせて会社中心の考え方を変えていくべき時期になったと思う。
Webサイトを作ってどのぐらいの収入になるかというとイケハヤ氏のブログの内容は自分のこの1年の体験とほぼ合致していて、この1年間で WebサイトのPV数を約3倍にすることができた。サンデープログラマーで30万PVのwebサイトか10万ダウンロードのアプリが作れれば会社を辞めて余裕でフリーのソフトウェアエンジニアになれると思う。ブロガーと比較すると、ソフトウェアを自分で工夫することができるのでかなり有利だと思う。
これもイケハヤ氏の真似になりますが、プログラムで独立できるか不安な方はメールでご相談ください。最大限リアルなフィードバックを与えさせていただきます。