年齢別人口のデータを取得するために SDMX を使ってみました。SDMX は、Statistics Data and Metadata eXchage の略で日本語でいえば統計データ及びメタデータ交換仕様といったところでしょうか。世界開発銀行、ヨーロッパ中央銀行、ヨーロッパ統計局、IMF、OECD、国連、世界銀行によって支援されています。
そういうことで、今後統計データを入手しようと思えば、SDMX を使うのがいいだろうと思って使い始めました。取りあえず今回はヨーロッパ統計局の人口関係のデータを取得して、下の図のようなグラフを描くところまでできました。各国の年齢階級別人口の推移のページで公開しています。
SDMXについては、初心者の段階なので、もう少し理解できるようになったら詳しい内容をブログに書きたいと思っています。
ヨーロッパは少子化が進んでいるというようなイメージがあったのですが、図をみればわかるようにヨーロッパ全体では人口は安定した動きになっています。少子化対策の優等生といわれるフランス(フランスの5歳年齢階級別人口の推移)やいち早く少子化が社会問題となったスウェーデン(スウェーデンの5歳年齢階級別人口の推移}では、リンクをクリックして見ていただければわかるのですが少子化対策が成功しているように思われます。
日本の全国及び各都道府県の年齢階級別人口の推移のページも作成しました。グラフをみると日本の少子化の深刻さがわかります。このままにしておけば百年もすれば日本の地方から人がいなくなるといってもいいような状態だと思います。日本も子供を育てやすい国になることを真剣に考えないといけないと思います。