Webアプリを創る

2009 Open Source CMS Award

2009年11月13日

英国の出版社 Packt Publishing 社主催の2009 Open Source CMS Award の発表がありました。総合部門で優勝したのは、WordPressでした。今年度から、Drupal と Joomla は、inaugural Hall of Fame Award 部門にノミネートされ、総合部門の対象外となったこともあって、WordPress の優勝となりました。オープンソースのCMSでは、今年度も、Joomla!、Drupal、WordPress が強いということがよくわかる結果でした。

Overall Best Open Source CMS Award(総合部門)
優勝 WordPress
2位 MODx
2位 SilverStripe

inaugural Hall of Fame Award(殿堂部門)
1位 Drupal
2位 Joomla!

Most Promising Open Source CMS(新人部門)
優勝 ImpressCMS
2位 Pixie
2位 Pligg

Best Open Source PHP CMS(PHP部門)
優勝 Drupal
2位 WordPress
3位 Joomla!

Microsoft のチームが開発している Orchard が公開されました

2009年11月11日

Microsoft のチームが開発しているオープンソースのCMS Orchard が CodePlex で公開されました。Orchard は、ASP.NET 環境で、ユーザーが迅速にウェブサイトを作成できるアプリケーションを作成するとともに、開発者が拡張機能とテーマを使用して新しい機能を追加できる拡張性の高いフレームワークを作成する取り組みです。その主な特徴は、

  • ライセンスは、修正BSDライセンス(New BSD License)
  • 動作環境は、ASP.NET MVC 2
  • 開発には、Oxite の開発者が2名参加しており、Oxite の後継

現在、Orchardは、開発の初期段階であるためパッケージのダウンロードはできませんが、CodePlex の Orchard のページから、Subversion か TFS でソースコードをダウンロードすることができます。ソースをダウンロードして、動作させてみたところ、下の図のようにページの作成は可能となっています。ロードマップによると、メディア管理とユーザー管理が、11月13日に完了する予定だそうです。

image

2009 Open Source CMS Award の発表が始まりました

2009年11月9日

英国の出版社 Packt Publishing 社主催の2009 Open Source CMS Award の発表が始まりました。今日は、 「その他のオープンソースCMS」部門の発表があり、優勝したのは、Plone で、mojoPortal は3位でした。

入賞した3つのオープンソースCMSは、日本で普及している Linux の共用サーバーでは動作しないので、一般にはあまり知られていないと思うのですが、Plone はPython/Zope、dotCMS はJava/J2EE、mojoPortal は ASP.NET(mono)で動作する優秀なCMSソフトです。自宅サーバーであれば、簡単にインストールすることがでるので、ぜひ使ってみてください。 mojoPortalについては、インストールのメモを作成していますので、ASP.NET を使用しているのであれば、ぜひ試してみてください。

その他のオープンソースCMS 部門
優勝 Plone
2位 dotCMS
3位 mojoPortal

WordPress 日本語版を簡単にインストールする方法

2009年11月7日

Microsoft Web Platform Installer (Web PI)で、WordPress 日本語版をインストールできるようになりました。パスワード等ほんの少しの設定を入力するだけで、IIS、PHP、MySQL、WordPress をまとめてインストールすることができるので本当に簡単です。対応するOSは、Windows 7 Home Premium 以上、Vista home Premium 以上、XP Pro sp2 以降です。もちろん2003、2008にも対応しています。インストールについての手順は、WordPress 日本語版を最も簡単にインストールする方法にメモをしておきました。

Google App Engine で WAN 側 IP アドレスを取得

2009年11月3日

最近、Google App Engine で少し遊んでいました。Google App Engine は、1日に CPU 時間が 6.5 CPU時間、発信及び受信のの帯域がそれぞれ1GBまで無料です。また、保存データについては1GB まで無料で使用することができます。CPU 時間は、実際に使っている時間を細かく計算するので、個人や中小企業の普通のホームページであれば無料分で十分対応できると思います。それから 日本の低価格のウェブホスティングではほとんど利用できないか厳しい制限のある Cron ジョブの実行も可能です。開発言語に Python か Java を使う必要があり、データーの保存を Google のデータベースである Datastore にする必要があるというのには慣れないので苦労しますが、ここまでの実行環境が無料で手に入るのは他ではなかなかない思います。

そこで、前回に書いた外部IP アドレスを表示するプログラムの Python 版を作ってみました。なぜだかよくわからないのですが、最初の print 命令は無視されてしまうので、print ” を追加したら動作するようになりました。十分すぎるぐらい余裕があるので、アドレスも公開しておきます。

import os
print ”
print os.environ['REMOTE_ADDR']

IPアドレスの取得
http://webpage-utils.appspot.com/ip

環境変数情報
http://webpage-utils.appspot.com/info