Webアプリを創る

Graffiti CMS がオープンソースになりました

2009年12月14日

Graffiti CMS がオープンソースになって、CodePlexに登録されました。Graffiti CMS を開発したのはTalligentという会社で、Telligent Enterprise、Telligent Community というCMSも開発している会社です。Telligent Enterprise、Telligent Community は、元は Commnity Server という名前で、無償利用できるバージョンもあってよく使われていました。開発元のTalligent は、Telligent Enterprise、Telligent Community に開発のリソースを集中したいということで、Graffiti CMS をオープンソースにしたようです。Graffiti CMS は、Community Server 無償版の後継といえなくもないので、時間ができたら使ってみようかと思っています。
最後に余談ですが、以前のブログで取り上げた Orchard ですが、予想通り CodePlex foundationプロジェクトになりました。ちなみに、CodePlex foundation のもう一つのプロジェクトは、ASP.NET AJAX Library です。

Orchard、N2 CMS、Kooboo

2009年12月8日

聞き慣れない名前だと思いますが、ASP.NET MVC 上で動作するオープンソースのCMSで、今後が楽しみなソフトです。こういう魅力のあるアプリケーションが出てくると ASP.NET MVC も使ってみようかという気になってきます。
Orchardは、Microsoft のチームが開発しているCMSで、まだ開発の初期段階にありますが姿が見えてきました。開発の目的は、ユーザーが迅速にウェブサイトを作成できるアプリケーションを作成するとともに、開発者が拡張機能とテーマを使用して新しい機能を追加できる拡張性の高いフレームワークを作成するということなので、どちらかというとオーソドックスなタイプのCMSです。
N2 CMSは、スウェーデンで開発された開発者のためのCMSです。開発者のためにフレームワークを提供するのが第1の目的で、News、Wiki 等の機能のテンプレートとエディター機能が用意されています。なお、N2 CMSは、ASP.NET MVC 用というのではなく、もとはASP.NET Web Form 上で開発されたものでASP.NET Web Formでも動作します。すでに実績もあり、fancy outfitssweden’s best site 2009 のサイトが作成されている他、N2 CMSを使って構築したウェブページのウェブページの一覧が公開されています。
Koobooは、中国で開発されている開発者のためのCMSです。ASP.NET MVC で開発されたソフトを取り込んでしまうという野心的なソフトで、現にWiki モジュールのKooboo wiki は、ScrewTurn Wiki を修正して作成したものになっています。

Atom N270 + Windows 7 を使用して自宅サーバーを構築

2009年12月5日

自宅サーバーは24時間運転をする必要があり通常のデスクトップパソコンでは、騒がしいし電気代も必要なので、Intel Atom を使用したネットブックの利用を検討していましたが、Dell Inspiron Mini 10v に Windows 7 Professioal をインストールして、自宅サーバーにして約1ヶ月が経過しました。

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Mini 10vのスペックは、CPUは、Atom N270(1.6GHz/533MHz FSB/512K Cache) 、Intel 945GSE Expressチップセット、液晶パネルのサイズが10.1型で解像度は1,024×576ドット、内蔵グラフィックはGMA950、メモリ1GB、ミニD-Sub15ピン、音声入出力、USB 2.0×3、5in1カードリーダ、有効画素数130万画素のWebカメラといったところで、Atom N270を搭載したネットブックによく見られるスペックです。Windows 7 は、メモリを節約するために、今回は32bit版にしました。インストールは、外付けのDVDドライブがなくても、USBメモリでインストールすることができます。一度USBメモリを作っておくと20分もあれば、Windows のインストールが完了します。

mini 10v でどの程度のレスポンスが得られるか、最初は不安でしたが、実際にインストールしてアプリケーションを動作させてみると、レスポンスはいいとはいえませんが十分に使用できるものでした。google ウェブマスターツールのクロールの統計情報のページのダウンロード時間を見ても2秒以内に収まっているし、サイトのパフォーマンスでは11月以降読み込み時間が早くなっており以前使用していた共用サーバーよりいい結果になっています。
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メモリは、標準で1GB となっていますが、不要なアプリケーションは削除したので、メモリの使用量は50%程度(下図を参照)となっていて、標準の1GBで対応できています。

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課題といえば、ノートパソコンは24時間運転を想定して製造されてはいないので、24時間運転した場合にどの程度の耐久性があるのかということと、ファンレスなので夏場の発熱対策をどうするかだと思っています。

mojoPortal が 2.3.2.9 にバージョンアップ

2009年11月15日

mojoPortal が 2.3.2.9 にバージョンアップされています。今回のバージョンアップは、主としてニュースレターの改善がなされています。バージョンアップの概要は、以下のとおりです。

  • ニュースレターの改善
    サイトへの登録なしで、ニュースレターを購読できるようになり、ニュースレターについてもデフォルト以外のものを選択することができるようになった。また、過去のニュースレターを設定で表示できるようになった。
  • エディターのアップデート
    TinyMCE 3.2.7、FCKeditor 2.6.5、CKeditor 3.0.1 にアップグレード
  • SEO の改善
    rel="canonical"(属性)を各ページに設定できるようにして、検索エンジンに正規化されたサイトのURLが認識できるよう改善された。