Webアプリを創る

Umbraco について その3

2009年5月24日

Umbraco が意外に人気のあるCMSだということがわかったので、少し本格的に Umbraco をさわってみようかという気になっています。実はゴールデンウィークの前に、Umbraco でサイトを作っていました。Umbraco は、簡単にサイトを作るという面ではそれほど優れてはいないのですが、デザインの面からもプログラム的な面からも非常に自由度の高いシステムだと感じています。

Umbraco のインストールのページも作成しました。Umbraco については、日本語のページが皆無なので、インストールから始めていきます。

mojoPortal が 2.3.0.4にバージョンアップ

2009年5月21日

mojoPortal が2.3.0.4 にバージョンアップされています。新しく追加された機能の概要は次のようなものです。

RPXサービスの使用

RPXサービスは、ユーザーにGoogle や Windows Live のID とパスワードを使用して、ウェブサイトに登録したり、シングルサインオンしてもらうための仕組みです。

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○FCKEditor にコンテンツテンプレートが新規登場

エディターのツールバーでコンテンツテンプレートを選択すると、jQuery-アコーディオン、jQueryUI-タブ、YUI-タブと同じようなものが使用できるようになりました。

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○その他

TextArea エディターが使用できるようになりました。標準では使用できませんが、mojoEditor.config でコメントを削除すれば利用可能になります。
WebStore と ブログモジュールが改善されています。

Google トレンドで見るASP.NET オープンソース・ソフトウェア

2009年5月17日

ASP.NET オープンソース・ソフトウェアがどの程度使われているかを把握するため、Google トレンドを使ってみました。2009年では、DotNetNukeを1として以下のとおりでした。Subtext と.NET Portal は同名の別のものが含まれているので、実際のところは、DotNetNuke、Umbraco、BlogEngine.NET、mojoPortal の順になると思われます。こうしてみるとUmbracoが結構使われていると感じます。なお、CMS の有名なところと比較すると、Joomla は35.6、WordPressは33.2、Drupalは10.2 でかなりの大差があります。

  1. DotNetNuke  1.00
  2. Umbraco        0.26
  3. Subtext            0.14
  4. BlogEngine.NET 0.07
  5. .NET Portal    0.05
  6. mojoPortal    0.03
Google トレンド

Google トレンド

mojoPortal でスキンの変更

2009年5月16日

mojoPortal で、画面のカラーやフォントの種類やサイズを変更したいと思ったことはありませんか? mojoPortal は、スキンを修正することで、結構簡単に画面周りを変更することができます。

1.スキンフォルダー

スキンに関するファイルは、次の箇所にあります。

(1) /Data/sites/(SiteID)/skins フォルダー(サイト毎)
(SiteID) はサイト番号です。シングルサイトの場合は、/Data/sites/1/skins になります。このフォルダーには、andreasviklund-02 から始まって30を超えるスキンフォルダーがあります。スキンを修正したい場合は、選択したスキンフォルダー内の該当のファイルを修正します。

(2) /Data/skins フォルダー
リリースファイルでは、この フォルダーにスキンファイルが置かれています。サイトがを作成されたとき、このフォルダーから/Data/sites/(SiteID)/skinsにスキンファイルがコピーされます。

2.スキンフォルダー内のスキンファイルの概要

ver 2.3.1.7 以降の構成(2009/9/14 一部修正)

  • layout.Master(ASP.NET マスターページ)
  • theme.skin (スキンファイル。利用はできるがスタイルの設定のためには使用しない方がよい)
  • style.config (css ファイルの一覧を含む設定ファイル)
  • style.css
  • stylemenu.css
  • styletreeview.css
  • styleblog.css
  • styleforum.css
  • stylefeedmanager.css
  • styleformwizard.css
  • stylewebstore.css
  • styleaspcalendar.css
  • styledatacalendar.css
  • IESpecific.css (Internet Explorer 6 以下専用ののスタイルの指定)
  • IE7Specific.css (Internet Explorer 7 専用のスタイルの指定)

ver 2.3.1.6 以前の構成

  • layout.Master(ASP.NET マスターページ)
  • theme.skin (スキンファイル。利用はできるがスタイルの設定のためには使用しない方がよい)
  • style.config (css ファイルの一覧を含む設定ファイル)
  • stylelayout.css(位置指定、マージン、パディング等の設定)
  • stylecolors.css(色の指定)
  • styleborders.css(枠線の指定)
  • styleimages.css(画像及び背景画像の指定)
  • styletext.css(テキストの指定)
  • IESpecific.css (Internet Explorer 6 以下専用ののスタイルの指定)
  • IE7Specific.css (Internet Explorer 7 専用のスタイルの指定)

3 フォントやフォントのサイズの変更

フォントやフォントのサイズを変更したい場合は、ver 2.3.1.6 以前はstyletext.css を、ver 2.3.1.7 以降は style.css を編集します。ver 2.3.3.2 以降 style.css が整理されて、以下のようになっています。(2009/12/26 一部修正)

body { font-family:tahoma, verdana, sans-serif; font-size:13px; margin:0; padding:0; } 本文のフォント、サイズの指定
.pagebody, .topnav { background:#e0e0e0; color:#303030; }
html { height:100%; }
中略
/* Headings */
h1 { font-family:arial, sans-serif; font-size:108%; } h1 のフォント、サイズ等の指定
h2 { color:#505050; font-size:100%; margin:0;}  h2 のフォント、サイズ等の指定
h3 { font-size:16px; color:#656C4A; }  h3 のフォント、サイズ等の指定
h1.siteheading { font-size:2.2em; font-weight:400; margin:0; padding:10px 0 0 19px; }
.siteheading { font-size:130%; text-decoration:none; }  サイトヘッダーのフォントのサイズ等の指定
h2.moduletitle { clear:both; color:#505050; margin:0; padding:0 0 0 7px; font-size:1.8em; font-weight:400; }
以下略

Windows Web App Gallery から mojoPortal をインストール

2009年5月6日

Windows Web App Gallery から mojoPortal をインストールしてみました。Web Platform Installer は、まだベータ版であり、仮想ディレクトリに対応していないなど問題点も残っていますが、ウエブアプリケーションも普通のwindows アプリケーションと同じようにワンクリックでインストールできる時代が来ることを予感させます。

1.Windows Web App GallerymojoPortal のページにいって、install ボタンを押す。

mojo0

2.Web Platform Installer 2.0 Beta が起動して、mojoPortal のインストール画面になるのでInstall ボタンを押す。なお、Web Platform Installer がインストールされていない場合は、Web Platform Installer がまずインストールされる。

Web Platform Installer 2.0 Beta

3.インストールの確認画面が表示されるのでI Accept ボタンを押す。mojoPortal のインストールに必要なSQL Server 等のソフトウェアがインストールされていない場合は、そのソフトウェアも表示される。

mojo2

4.mojoPortal のダウンロードが開始され、その後設定画面が表示される。まず、サイトの設定画面で、Default Web Site の場合は、サイト名を入力するだけである。新規サイトも可能である。新規サイトの設定をした場合は、ホスト名を IP アドレスに変換する必要があるので、DNS サーバーか 自分のPC のhosts ファイルに登録してやる必要がある。仮想ディレクトリにはまだ対応できていないようである。

設定画面1

5.アプリケーション情報の入力画面が表示されるので、データベースの情報を入力する。対応しているデータベースは、SQL Server だけであるが、SQL Server Express にも対応している。同じPC のSQL Server Express を使用する場合は、Database Server のところに、.\SQLExpress と入力する。新規にデータベースを作成する場合は、sa のパスワードを入力しておけば、データベースとユーザーを自動で作成するので便利である。

mojo3-2

5.インストールの完了画面が表示されるので、Launch your web application now をクリックする。

インストール完了画面

6.mojoPortal のインストーラーが起動し、インストールが完了する。

mojoPrtal のインストール完了