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カテゴリー: サイト制作

mojoPortal が 2.3.3.2 にバージョンアップ

2009年12月26日

mojoPortal が 2.3.3.2 にバージョンアップされています。今回のバージョンアップの概要は、以下のとおりです。サイト検索をしてみたら、日本でも mojoPortal で作成したサイトが公開されてきています。これからも、mojoPortal の情報を提供していきたいと思っています。

1.メタデータの追加

メタキーワード、メタディスクリプション以外のメタデータも追加できるようになりました。メタデータ記述に使う語彙の国際標準である Dublin Core もサポートしており、設定は以下の手順でおこないます。
(1) 「管理メニュー」の「サイトの設定」を開いて、Meta Content profile の設定をおこないます。Dublin Core を使用する場合は、http://dublincore.org/documents/dcq-html/ と入力します。
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(2) メタデータの設定をしたいページに移動し、「ページの設定を編集」をクリックして、ページの設定画面を表示し、「メタ設定」タブを選択します。設定画面で「Add Meta Link」ボタンと「Add Meta Element」ボタンが追加されています。それらのボタンをクリックすると以下の図ようにメタデータの入力画面が表示されます。
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2.ページコメント

コメントに IntenseDebateDisqus が利用できるようになりました。IntenseDebate のページを見ると多言語化が進められており、日本語もメニューで選択ができるようになっていました。WordPress のモジュールも日本語化されていて、IntenseDebate を日本でも使える環境が整ってきたという気がします。日本語化のボランティアをされている方には感謝いたします。

3.Google 翻訳

Google 翻訳ウィゼットをサイトに設置できるようになりました。設定については、他の機能と同じように「ページの編集」をクリックして、以下の図のように機能で「Google Translate」を選択します。すべてのページに設定したい場合は、使用しているスキンのlayout.master ファイルに以下のコードを記述します。
<portal:GoogleTranslatePanel id="gt1" runat="server" CssClass="gtranslate" />
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4.IFrame の改善

html で記述していたのを、わかりやすいように項目の入力に変更されています。

5.お問い合わせフォームの改善

複数のアドレスや複数の問い合わせ先をユーザーが選択できるように設定することができるようになりました。複数のアドレスを選択できるようにするためには、お問い合わせフォームの設定で、メールアドレスの欄に、以下のように|で区切ってメールアドレスを複数入力します。
sales@yourdomain.com|support@yourdomain.com|billing@yourdomain.com
また、メールアドレスを表示したくない場合は、Alias の欄にも、以下のように|で区切って複数入力します。
Sales Department|Technical Suport|Billing

6.フォーラムの改善

ユーザーにメールの通知がしやすくなる等の改善がなされています。

7.共有ファイルの改善

共有ファイルに説明の項目が追加されています。

8.CSS の再構成

CSS ファイルの記述が項目別に整理されています。また、GridView については、YUI からフリーの GridView テーマに変更になっているので、カスタムスキンを使用している場合は、style.config の修正が必要になります。

9.その他

Azure 用のバイナリファイルもアップロードされています。mojoPortal もとうとう Windows Azure に対応したのかと思うとともに、Azure は、仮想ディレクトリの設定ができないと思うので、普通のインストールではサイトをmojoPortal が独占してしまうようにしかできないため、個人ユーザーではコスト的に利用するのは無理だと思ってしまいます。

Graffiti CMS がオープンソースになりました

2009年12月14日

Graffiti CMS がオープンソースになって、CodePlexに登録されました。Graffiti CMS を開発したのはTalligentという会社で、Telligent Enterprise、Telligent Community というCMSも開発している会社です。Telligent Enterprise、Telligent Community は、元は Commnity Server という名前で、無償利用できるバージョンもあってよく使われていました。開発元のTalligent は、Telligent Enterprise、Telligent Community に開発のリソースを集中したいということで、Graffiti CMS をオープンソースにしたようです。Graffiti CMS は、Community Server 無償版の後継といえなくもないので、時間ができたら使ってみようかと思っています。
最後に余談ですが、以前のブログで取り上げた Orchard ですが、予想通り CodePlex foundationプロジェクトになりました。ちなみに、CodePlex foundation のもう一つのプロジェクトは、ASP.NET AJAX Library です。

Orchard、N2 CMS、Kooboo

2009年12月8日

聞き慣れない名前だと思いますが、ASP.NET MVC 上で動作するオープンソースのCMSで、今後が楽しみなソフトです。こういう魅力のあるアプリケーションが出てくると ASP.NET MVC も使ってみようかという気になってきます。
Orchardは、Microsoft のチームが開発しているCMSで、まだ開発の初期段階にありますが姿が見えてきました。開発の目的は、ユーザーが迅速にウェブサイトを作成できるアプリケーションを作成するとともに、開発者が拡張機能とテーマを使用して新しい機能を追加できる拡張性の高いフレームワークを作成するということなので、どちらかというとオーソドックスなタイプのCMSです。
N2 CMSは、スウェーデンで開発された開発者のためのCMSです。開発者のためにフレームワークを提供するのが第1の目的で、News、Wiki 等の機能のテンプレートとエディター機能が用意されています。なお、N2 CMSは、ASP.NET MVC 用というのではなく、もとはASP.NET Web Form 上で開発されたものでASP.NET Web Formでも動作します。すでに実績もあり、fancy outfitssweden’s best site 2009 のサイトが作成されている他、N2 CMSを使って構築したウェブページのウェブページの一覧が公開されています。
Koobooは、中国で開発されている開発者のためのCMSです。ASP.NET MVC で開発されたソフトを取り込んでしまうという野心的なソフトで、現にWiki モジュールのKooboo wiki は、ScrewTurn Wiki を修正して作成したものになっています。

mojoPortal が 2.3.2.9 にバージョンアップ

2009年11月15日

mojoPortal が 2.3.2.9 にバージョンアップされています。今回のバージョンアップは、主としてニュースレターの改善がなされています。バージョンアップの概要は、以下のとおりです。

  • ニュースレターの改善
    サイトへの登録なしで、ニュースレターを購読できるようになり、ニュースレターについてもデフォルト以外のものを選択することができるようになった。また、過去のニュースレターを設定で表示できるようになった。
  • エディターのアップデート
    TinyMCE 3.2.7、FCKeditor 2.6.5、CKeditor 3.0.1 にアップグレード
  • SEO の改善
    rel="canonical"(属性)を各ページに設定できるようにして、検索エンジンに正規化されたサイトのURLが認識できるよう改善された。