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カテゴリー: サイト制作

Umbraco 日本語 Wiki を公開しました

2012年2月12日

Umbraco 5 が1月末に公開されました。これを機会に Umbraco の日本語情報を増やしたいと思って Umbraco 日本語 Wiki を始めました。Umbraco についての日本語の情報を蓄積・整理して、日本のユーザで共有したいと思っていますので協力をお願いします。

個人的には、Umbraco 5 を使って Web サイトを作成しながら、そのメモを Wiki の方に書いていこうと思っています。Umbraco 5 は、拡張性が非常に高いので、いろんな面で活用できると思っています。

Umbrco 5 RC1 を使ってみる

2012年1月5日

Umbraco 5 RC1 が12月22日に公開されたので、使ってみました。使い勝手は、Umbraco 4.7 とほぼ同じになっており、RC1になったということが実感できます。Umbraco 5 は、ASP.NET MVC を採用してプログラムコードを一から作り直していますが、もともとASP.NET のアプリケーションではあるけれど、HTMLを自由に扱うことができるCMSだったので、ASP.NET MVC との相性はいいと思います。マクロは、Razor を使った Partial View と ASP.NET MVC の機能をフルに活用できる Child Action の2種類に変更されていますが、個人的にはかなり使いやすくなったと感じています。マクロについては、後日Web ページ本体の方にメモをしたいと思っています。

RC1 は、まだキャッシュが効いていないのでUmbraco 4 と比較すると処理速度はかなり遅いという状況ですが、今月は処理速度の改善に力を入れるそうなので期待したいと思っています(RC3 では改善されて問題ではなくなっています。2012/1/29追加)。また、Content を作成するときに日本語名を使用すると、「UrlName cannot be empty」というエラーが発生します。マルチバイト文字の関係ではバグはやむを得ないと思うので、バグを見つけたら、Umbraco 5 用の issue tracker ができているのでそこに登録するようにしましょう。

以下に、Umbraco 5 RC1 のインストール方法を簡単にメモしておきます。Umbraco 5 RC1 は、RC 版なので当然のことですが、Web Platform Instaler ( Web PI ) のギャラリーには登録されていません。しかし、WebMatrix を使って簡単にインストールすることができます。

まず、WebMarix、.NET Framework 4、ASP.NET MVC 3 をインストールしておきます。これらは、Web Platform Instaler を使ってインストールすることができるし、以下のリンクからファイルをダウンロードしてインストールすることもできます。
WebMarix.NET Framework4ASP.NET MVC 3

WebMatrix 等の準備ができたら、Codeplex の Umbraco のダウンロードのページから、Umbraco 5 RC1 Web Application をダウンロードします。 ダウンロードできたらそのファイルを解凍して適当なフォルダーに配置します。もし、決まった場所がなければ、WebMatrix の標準のフォルダーである C:\ユーザー\ユーザー名\マイ ドキュメント\My Web Sites 以下にフォルダーを作って配置します。

次に、WebMatrix を起動します。下の図のようにクイック スタートの画面が表示される場合は、一番右側にある「フォルダーからサイトを作成する」をクリックします。 クイック スタートの画面を表示しないように設定している場合は、左上のスタートメニューから、「新しいサイト」->「フォルダーからサイトを作成する」を選択してください。
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すると以下の図のように、フォルダーの選択画面が表示されるので、Umbraco のファイルを解凍して配置したフォルダーを選択して、「フォルダーの選択」ボタンをクリックしてください。
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すると、以下のような WebMatrix の画面が表示されますが、もうこれでサイトは作成されています。
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左下の「サイト」をクリックすると、下の図のようにURL が表示されるので、サイトをブラウザーで表示することができます。
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ブラウザーでサイトにアクセスすると以下のように Umbraco のインストール画面が表示されます。上部か中央の install のリンクをクリックするとインストールが開始されます。インストール画面については、特に迷うようなところはないと思います。
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Database の選択画面では、下の図のように SQL CE 4 を選択すると簡単にインストールすることができます。
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ExpressWeb が WebMatrix からファイルをアップロードするだけで1,000円ゲット!! というキャンペーンをしているので、WebMatrix から Umbraco をアップロードしてみました。まず、Umbraco は、ASP.NET 4 でしか動作しないので、Umbraco をアップロードしようとする Webサイトプロパティの「エクステンション」でASP.NET を 「4.0(統合モード)」に設定しておきます。
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「管理」タブを選択して、リモート管理を有効にしてやります。
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次に、WebMatrix の方で発行の設定をおこないます。リモート管理が有効になると「管理」タブの画面から設定ファイルをダウンロードすることもできるし、設定ファイルを使わなくても下の画面を見ていただければ容易に設定ができると思います。
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実際にアップロードしてみると、Umbraco 5 RC1 は、残念なことに初期設定済みにもかかわらず、再度インストール画面が表示されてインストール動作が再開されてしまいます。Umbraco 5 RC3 では、問題なく動作します。(2012/1/29修正)。Umbraco 4.7.1だと問題なく動作するので、Umbraco に慣れていないという場合には、Umbraco 4.7.1 で試してみるのがいいようです。

今回の作業のアップロード先は、以下のとおりで、当分の間公開しておきます。back office の画面はパスワードで保護しているので見ることはできませんが参考にしてください。

Umbraco 5 RTM http://umb.pp22.net/

Umbraco 4.7.1 http://sub.pp22.net/

Umbraco 4.7.1 が公開されています

2011年9月26日

Umbraco 4.7.1 が公開され、CodePlex のページからダウンロードできるようになっています。今回のバージョンアップは、4.7.0 のバグフィクス版で、バージョンアップの主な内容としては、処理速度の向上と Razor の機能追加です。処理速度に向上に関しては、SQL CE 4 に関する処理が大幅に改善されたそうです。Web Platform Installer (Web PI)を使用して、データベースに SQL CE 4 を選択してインストールを試したところ、以前よりスムーズになったような気がしました。なお、Web Platform Web PIのアプリケーションの方にはまだ登録されていませんが、しばらくしたら登録されると思います(9月26日登録済)。Razor の機能追加については、Umbraco Blog の Umbraco Razor Feature Walkthrough–Part 6 以降に詳細があります。

Umbraco 4.7.0 からのアップグレードは、旧のファイルをバックアップ後、/bin /umbraco /umbraco_client の3つのフォルダーの内容にコピーして、もしパッケージをインストールしてバックオフィスを拡張している場合には /umbraco/config/create/ui.xml を旧のものに戻しておきます。そうして、Web サイトにアクセスすると Umbraco のインストール画面が起動するので、その画面にしたがって操作するだけなので、短時間の作業で完了すると思います。多くのバグがフィックスされているので、アップグレードしておくのがいいと思います。

ホームページ・ビルダーと Umbraco

2011年7月3日

ホームページ・ビルダーを最近使う機会がありました。ホームページ・ビルダーについては、HTML のソースが汚い等の批判があります。しかし、売れているだけあって、Web ページのデザインを簡単にできる便利なツールであることは間違いありません。ホームページ・ビルダーを使っていて、Umbraco を使えば、作成した Web サイトを簡単に CMS 化ができそうに思ったので、実際に Umbraco による CMS 化をしてみました。

ホームページ・ビルダー 15 に付属している「フルCSSプロフェッショナルテンプレート」のうちの1つを使用して、Umbraco で CMS 化したサイトが、こちらhttp://home2.pp22.net/ です。メニューについては、XSLT のマクロを利用して自動で表示できるようにし、アクティブなメニューについては、背景色を明るくしています。また、URL Rewrite を利用して、http://home2.pp22.net/itemlist.html とアクセスしてきた場合には、http://home2.pp22.net/itemlist/ に Redirect するようにしています。勿論、Redirect でなく Rewrite にすれば、.html の拡張子のついた URL のままでも運用することもできます。

この程度までであれば、1日もあれば作業はできてしまいます。あと、「お問い合わせフォーム」や「商品紹介」等のパッケージを作っておけば、静的 Web ページを比較的簡単に CMS 化できそうです。

Umbraco と ASP.NET MVC

2011年5月31日

Umbraco の次期バージョンである Umbraco 5 では、全面的にソースが書き換えられて ASP.NET MVC 3 ベースになるということもあって、最近は ASP.NET MVC 3 を使って Web ページを作成していました。実際に使ってみて ASP.NET MVC もかなり使いやすくなっていることを実感しています。この日曜日から久しぶりに Umbraco のことを調べていると Umbraco v5 Wiki というページが公開されているのに気がついて、Umbraco 5 の公開が近づいてきたと実感できるようになりました。

安定版が出るまでには少し時間が必要だと思うので、ASP.NET MVC で作成したアプリケーションを Umbraco 4.7 に組み込むいい方法がないか探していると、MvcBridge という Razor MVC PartialViews を Umbraco に組み込むことができるパッケージを見つけました。最近公開されたばかりだが一度試してみようと思っています。

話が変わるのですが、最近、Umbraco に関する初めての本である 「Umbraco User’s Guide」 が発売されました。早速、Amazon で注文しました。後で気がついたのですが、発行元の Wrox だと PDF の E-Book も売っていました。それだとダウンロードして直ぐに見ることができました。Umbraco のマニュアルに関しては、Umbraco.tv がいいと思うのですが自分の英語力だと説明についていけないので、本も貴重だなと思っています。