Webアプリを創る

mojoPortal が 2.3.5.4 にバージョンアップ

2010年10月12日

mojoPortal が 2.3.5.4 にバージョンアップしています。今回のバージョンアップの主な内容は、Microsoft から9月29日に公開された .NET Framework のセキュリティバッチに対する対応です。

ところで、今年もイギリスのPackt Publishing 社が主催する Open Source Award の投票が始まっています。mojoPortal は、Open Source CMS Award 部門の決勝にノミネートされているので、mojoPortal を気に入っている人がいれば投票をお願いします。

Open Source Award の Most Promising Open Source Project 部門には、見たことはないソフトウェアがならんでいて一度試して見たいなという気持ちになります。特に、Tomato CMS は、Zend Framework + jQuery + 960grid という技術を使っていておもしろそうなので、時間があれば試してみたいと思っています。

「Amazon EC2 で Windows サーバーを構築」のページを作成しました

2010年10月9日

最近 Amazon EC2 をチェックしていました。コスト的にもリーズナブルで、普通の VPS と比較して拡張が容易で必要な時間分だけのコストですむというメリットがあると感じました。そういうことで、Amazon EC2 でWindows サーバーを構築のページを作成しました。今更だとは思ったのですが、構築の手順が自宅サーバーの場合とほとんど同じで今までに作成してきた自宅サーバー用のページが役立つので作成することにしました。

自分の場合は、Intel D510MO で自作したサーバーが気に入っているので当分の間は自宅サーバーでいこうと思っています。自宅サーバーのコストは、Windows Web Server 2008 を購入しても 月額にすると 3千円ぐらいですが、それで EC2 の small インスタンスより処理が早いので、コストパフォーマンスは自宅サーバーの方がいいと思っています。自宅サーバーの問題点は、故障時にどう対応するかということですが、EC2 をバックアップとして活用しようと思っています。今までサーバーは最大利用時に問題なく動作するだけの能力を持ったものを導入していましたが、クラウドの出現によって、時間単位で必要量だけ購入することができるようになったことで、サーバーの有効活用が図れるようになりました。EC2 の最も有効な活用方法は短時間の利用や必要な処理能力が時間によって大きく変動するようなシステムで、それがいつでも自由に利用できることだと思います。

環境構築をした際には、「わずか5分でWindows Serverを準備する(動かす)方法 (Windows Server on Amazon EC2)」、CodeZine の記事の「Amazon EC2でWindows環境を構築しよう ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~」を参考にしました。その時と比較しても、ディスクが EBS になり、AIM の作成がワンクリックでできるようになっているなど、AWS は進化しています。日本に近くデーターセンターが設置されるといううわさがありますが、データーセンターが設置され伝送遅延が解消されるとともに、コンソールが日本語化されれば、さらに使いやすくなると思います。

mojoPortal が 2.3.5.3 にバージョンアップと ASP.NET の脆弱性問題

2010年9月23日

mojoPortal の 2.3.5.2 が 17日に公開され、2.3.5.3 が 20日に公開されています。どちらも、セキュリティアップデートで、mojoPortal をインストールしている場合には、早急にバージョンアップをすることが勧められています。

今回のバージョンアップでは、9月17日に公表された ASP.NET の脆弱性の問題(マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2416728))の回避策についても対応しています。

ところで、今回のASP.NETの脆弱性を狙った限定的な攻撃の発生が確認されたそうです。どの程度の攻撃があるのかよくわからないのですが、自分も当面の回避策については対応をしました。作業としては比較的単純でも修正箇所数が多くなると結構手間がかかります。世界では、Netcraft によれば Windows サーバーのサイトが約5500万サイトあるそうなので、作業量はすごいものになりますね。

追記 10月4日
Microsoft から .NET Frameworl のセキュリティバッチが9月29日に公開されています。これを適用すると mojoPortal ではエラーが発生するようです。ErrorPage.aspx を修正する必要があるようで、修正方法は、mojoPortal のブログ(こちら)にあります。

Intel D510MO サーバーと Amazon EC2 の性能比較

2010年9月18日

自宅サーバーを Intel D510MO + Windows 7 Professional で運用していますが、どの程度の性能があるのかを確かめるため、Amazon EC2 と自宅サーバーのベンチマークをしてみました。使用したソフトウェアは、CrystalMark 2004R3です。比較のために利用した Amazon EC2 のインスタンスは、Standard の Small Instance で、使用した OS は、Windows Server 2008 SP2 です。また、自宅サーバーのスペックは、以下のとおりです。

  • マザーボード(CPUを含む):Intel マザーボード D510MO
  • ケース:AOpen Mini-ITXケース S110 BLACK
  • メモリー:DDR2 800 2GB
  • HDD:2.5インチ SATA 250GB HTS545025B9A300
  • ファン:ainex CF-60SS
  • OS:Microsoft Windows 7 Professional 64 ビット DSP版
    ベンチマークの結果は、以下のとおりで、ALU(四則演算)では、自宅サーバーの方が2倍早くなっていますが、HDD では半分程度の性能で、トータルではほぼ同じという結果になっています。HDD については、特に Randam Read と Randam Write が遅いという結果になりましたが、HDD に 2.5 インチの回転数 5400rpm のものを使用しているのが影響していると思われ、3.5 インチで高速な HDD を使用すれば、もう少しは早くなると思います。こうしてみると、ATOM D510 は、あまり熱と騒音に悩まされることなく、Amazon EC2 の small と同等の性能があることがわかりました。Amazon EC2 も実際に使ってみて使えるサービスだと実感できたので、これから時々触ってみようと思っています。
自宅サーバー Amazon EC2 Small Instance

image image

Windows VPS レンタルサーバーの使い道

2010年9月16日

Windows VPS で google を検索していて気がついたのですが、Windows VPS が FX(外国為替証拠金取引)ユーザーに大人気のようです。FX ユーザーは、Windows VPS で MetaTrader4 等のFX自動売買用ソフトを使って 24時間取引をしているそうです。確かに Windows VPS だとリモートデスクトップの機能を使えば、デスクトップパソコンと同じように操作することができます。それに、Linux VPS ではだめで Windows VPS でなければ動作させることができません。FX ユーザに Windows VPS が人気というのも理解できるところです。

日本では、Windows サーバーのレンタルには人気がないようで、お名前ドット.com では、Windows サーバーのレンタルはしていないのですが、Windowsデスクトップといって、Winodws Server 2008 R2 のデスクトップ環境を自由にリモート操作できるサービスを提供しています。

利用目的は何であれ Windows VPS が普及し価格が低下してきているのは、Windows サーバーの普及にはいいことだと思っています。