Webアプリを創る

Web サービスを一人で作るということ

2013年4月30日

フリーになって1ヶ月になるがやっと落ち着いてきた。この1ヶ月は、何をメインにするかいろいろ考えていたが、以前に少し作ったのだが結局は更新の時間が取れないので放置してあった「統計メモ帳」をベースにしてWebサイトを拡張していこうと思っている。

このサイトだとライター的な仕事の部分もあるので、最近のライターの状況を少し調べてみたが、ライターの状況もかなり厳しものがあるようだ。有名なフリーライターである安田理央氏がブログ「ライターになりたいという若者がいたら」では、ネットの原稿料が安くて生活ができないということが書かれている。

一方で、イケダハヤト氏の方は、「ライターへ告ぐ。「原稿料が安い」なんて嘆く暇があるなら、自分でビジネス創れば?」というブログを書いて、原稿料が低い」なんて嘆いている時点でダメなのですと挑戦的に言っている。確かにイケダハヤト氏は、単なるライターではなくて、マーケティングまで一人でやっているところが大きいと思う。

そういうことで自分も Webサイトでどれぐらいのアクセスを集められるか1年間やって見ようと思う。自分の場合は、ライター部分ではなくデータ部分でアクセスを集めないといけないので、いろいろ工夫が必要になってくるが、それも楽しみなので悪い仕事ではないと思っている。

一応、今年度の目標は、30万ページビュー(PV)の増加ということにしておこう。このサイトは月1500PVしかないので、この状況から1年で30万PVというのは無理だと思うので、別のサイトに丁度適当なものがあるのでそれを持って来る予定にしているので実際は35万PVのWebサイトにするというのが目標ということになる。

イケダハヤト氏の「ブログで稼ぐ」は現実的か?PV別ブログ収益をざっくり計算によるとブログの収益はかなりざっくりとした計算で下記のような収益イメージになるということだ。

  • 1万PV:〜1,000円
  • 5万PV:3,000〜10,000円
  • 10万PV:10,000〜50,000円
  • 20万PV:50,000〜100,000円
  • 30万PV:100,000〜150,000円
  • 40万PV:150,000〜200,000円
  • 50万PV:200,000〜250,000円

自分が運用しているサイトでは、低めの収益額になっているので、30万ページビューだと1年働いて月10万円の売り上げ増加にしかならないので、かなり悲惨にみえるかもしれない。それに30万ページビューを達成するのは結構ハードルが高い。でもやりたいことだから続けていけると思うし、一番大きいのは次の年には10万円からの出発になることだと思っている。

ノマドについて

2013年4月27日

最近ノマドという言葉が使われているので少し調べてみた。ノマドに近い言葉といえばテレワークであるが、総務省のホームページでは、「テレワークとは、ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方です。」なっている。

ノマドワークとテレワークの違いは何かを考えてみると、ノマドという言葉のイメージだけでファッション的に使っている場合もあるが、ノマドが遊牧民ということからすれば、会社にとらわれずに自由を目指すという意味合いがあるのではないかと思う。

ノマドで有名な人の中で面白いのはイケダハヤト氏だ。「会社はオワコン」とかいって叩かれている。でも、叩かれながらも、ihayato.書店の中で最近の収入を公開しているが、ブロガーとして月に約50万円の収入があり、書籍の売り上げが年600~700万円ある。彼がルネサステクノロジの会社員を続けているよりは、相当いい収入になっている。

イケダハヤト氏を叩く人がいっているように会社が終わることはないと思う。でも、大企業が一方的に強い時代が終わったのは事実だと思う。また、終身雇用というのも高度成長期の幻想だということもはっきりしてきた。

そういうことを考えれば、組織で仕事をするのが好きなのであれば会社員になればいいし、会社が嫌いである分野で専門的な能力があればノマドとして生きればいいと思う。

「安易に会社をやめるのは危険だという」意見が多いし、日本の現実としてはそうだろう。でも、このことが日本の労働者の活力をなくしているように思う。もう少し自由に転職して自分の能力を高められる機会があってもいいのではと思う。

Azure 仮想マシンが正式提供になったので Amazon EC2 と比較してみた

2013年4月18日

新しい情報をAzure の日本リージョンが開設されたので AWS と比較してみたにメモしました。(2014/2/27追加)

Microsoft が運営するクラウドサービスWindows Azure で仮想マシン(Virtual Machine 以下VM)の正式提供が始まりました。Azure VM では、Windows Server や Linux Server が提供され、Amazon EC2 からの移行も容易なので価格の比較をしてみました。

サーバー種別

Windows Server

Linux

短期・長期

短期(/時間)

長期(/月)

短期(/時間)

長期(/月)

Azure VM XS

\1.67

\1,246

\1.67

\1,246

Azure VM S

\7.48

\5,564

\4.99

\3,737

EC2 Micro

$0.04(\4.0)

\2,327

$0.027(\2.7)

\1,217

EC2 Small

$0.12(\12.0)

\5,714

$0.088(\8.8)

\3,477

※1ドル=100円とした。EC2のWindows は、EBSが30GB必要になるのでその料金も含めている。

この表を見ると、同じクラスだったら Amazon EC2 より Azure の CPU 性能が上なので、AWS への対抗が明確に表されています。

特に大きい特徴としては、Windows Server の XS の価格が押さえられているということです。要するに、Microsoft としては、初心者が最初に使うサーバーの価格を抑えて Windows Server の利用を増やしたいという意図がはっきりしています。スタートアップ時のサーバー経費は結構負担になるものなので、低価格のレンタルサーバーでは十分でない場合の有力な選択肢となると思います。

日本で Windows Azure を使う場合の欠点は、データセンターが香港にあって少し遅延があるのに対して、AWS の方はデータセンターが東京にあるということです。CDN を利用すれば、東京にエッジサーバーがあるのでかなり改善はできます。

Windows Azure 仮想マシン料金 http://www.windowsazure.com/ja-jp/pricing/details/virtual-machines/
Amazon EC2 料金表 http://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/

Umbraco 6.0.0 が公開されました

2013年2月3日

Umbraco 6.0.0 が公開されました。Umbraco 5 の開発が中止となったため本当に久々のメジャー・バージョンアップです。v 4.10 では MVC に対応し、今度のバージョンでは New API が導入され V5 を超えたということで V6 になったということのようです。

今回のバージョンアップの主な内容については、以下のとおりで、今回も開発者向けの機能が多く、拡張性が大きく改善されています。Umbraco 5 の時のような華々しさはありませんが、実際に開発をおこなっている人間にとっては大きなメリットのあるバージョンアップとなりました。

  • コンテンツ及びメディアに関する New API が導入された。なお、User 及び Member に関する New API は、6.1 で導入される予定になっている。
  • New API をバックオフィスで使用することにより処理速度が改善された。
  • 部分ビューマクロがサポートされた。
  • PetaPoco が利用できるようになった。
  • 対応する MVC が MVC 3 から MVC 4 にアップグレードされた。
  • ログがテキストファイルの変更され、データベースが肥大化することがなくなる。

New API については、Umbraco 6 New API に、MVC については、Umbraco MVC について にメモをしている途中です。これらの編集に協力をお願いします。

Umbraco 7 では、Project Belle でバックオフィスのユーザーインターフェースが改善される予定です。最近は開発者向けの機能の改善が多かったのですが、やっと次のメジャー・バージョンアップでは多くのユーザーに関係する部分が改善されるということなので期待しておきたいと思っています。 

Umbraco 6 のダウンロードについては、Codoplex のダウンロードのページでダウンロードできます。Nuget を使って Install-Package UmbracoCms でインストールすることもできます。また、Web Platform Installer (Web PI) を使ってもインストールすることもできますが、Web PI の場合は登録されるまでにしばらく時間がかかります。Umbraco 4 とは、99%の互換性があるというこですが、1%の非互換部分があるので稼働している Umbraco 4 のサイトを Umbraco 6 にアップグレードする場合はテストをしてからにするようにしてください。

国際数学・理科教育動向調査の結果が酷い

2012年12月13日

「国際数学・理科教育動向調査の2011年調査(略称 TIMSS2011)」の結果が12月11日に公表されています。その結果については、日本の順位は小4、中2ともに5位以内で前回調査と同様だったが、小学生は得点が上昇したというような報道がなされています。

国立教育政策研究所のTIMSS2011のページに概要が公開されていたので、少し読んでみました。成績の方は、結構いい結果だとは思うのですが、質問紙の結果をみると本当に残念な結果になっています。中学2年生の結果を下に抜き出してみましたが、日本人は世界の中で一番数学が嫌いで自信もないし数学を使う職業につきたくない国民だといえる結果となっています。

アメリカの職業別雇用統計をみるとソフトウェア技術者・数学者の給料というのは結構いいし、数学を使う職業に強くつきたいという生徒が、日本が4.3%に対してアメリカでは16.3%もいます。ソフトウェア技術者というと、アメリカではGoogleやFaceBookやMicrosoftの技術者を思い浮かべるのに対して、日本ではIT土方を思い浮かべる人が多いので、差が出るのは当然のことだと思います。

今後、日本が競争力を維持していくためには優秀なソフトウェア技術者を確保することは重要なことだと思います。実際に成績はいい方なのにもかかわらず意識の方は世界最悪というのは何とかならないものかと思います。

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