Webアプリを創る

Microsoft が自宅サーバの構築ガイドの公開を始めています

2010年5月27日

少し驚いたのですが Microsoft みずからInternet Information Services (IIS) TechCenter において自宅サーバーの構築ガイドの公開を始めています。もちろん自宅サーバー構築ガイドという名称ではなく、「インターネット Web サーバー構築ガイドライン」なのですが、内容からいえば、自宅サーバー構築のガイドラインになっています。

マイクロソフトのドキュメントは詳細すぎるうえに難解で苦労していましたが、このガイドラインはよくできているので、自宅サーバー構築のためのいい参考書になると思います。Windows 7 も、ガイドラインの想定環境に入っているので、同時アクセス数の制限はある(現実には使用制限が問題になるようなアクセスのあるサイトに個人で成長させるのはかなり大変で、多くの場合は使用制限にかかるほどのアクセスはないと思います。詳しくはこちら)ものの、Web サーバーとして堂々と使用できると思います。日本では、個人で Windows サーバーを使って Web サイトを構築している人は、かなりマイナーな存在なので、これで、Windows サーバーを使う人が増えてくれればと思っています。

Intel D510MO + AOpen S110 自宅サーバーその後

2010年5月15日

4月の中旬に自宅サーバを Intel D510MO マザー + AOpen S110 ケースに変更して約1ヶ月が経過しましたが順調に動作しているので使用感をレポートします。

1.性能について

Atom N270 の時と比較すると明らかにレスポンスはよくなりました。Google ウェブマスターツールのサイトのパフォーマンスでは、ページの平均ロード時間は約 2秒で、約 65% のサイトよりも早いという結果になっています。このウェブページは、ActiveWeb のホスティングサービスを利用していますが、このページよりもロードは早いので、ほぼ性能的には満足しています。
少し別の話題になるのですが、自宅サーバーへのアクセスが一日に 100 ビジットをやっとこえるようになりました。ホスティングサービスを使っていた時代から通算すると2年かかったことになります。Google の検索でもやっと 1ページ目に表示されるようになり、Yahoo にも登録されたのが大きい要因です。放置していた時期もあったのですが、最近は小まめにサイトを更新していました。Google の SEO 対策にも小まめな更新が有効なようです。

2.電源・発熱について

D510MO の電源用の24ピンコネクターに S110 の電源の20 ピンコネクタを差して使用しているのでトラブルが発生しないかと少し心配していたのですが、今のところ問題は発生していません。ファンは、ainex CF-60SS(10mm厚)を CPU のヒートシンクとケースの間が丁度 10mm なのでその間に差し込んで、CPU側に送風しています。ファンの電源は、マザーボードのファン用端子からとっていますが、電圧が低いようで1400RPM 程度の回転数になっています。ドライブ用の電源からとると回転数があがるのですが、現状でも Atom の温度が 40度程度なので、そのままにしています。Atom の場合は、ファンレスのままだとかなり発熱するのですが、少し風を当ててやればすぐに冷えます。消費電力が小さい Atom は、自宅サーバー用には最適です。

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mojoPortal が 2.3.4.3 にバージョンアップ

2010年5月4日

mojoPortal が 2.3.4.3 にバージョンアップしました。今回のバージョンアップは、バグフィックスが主な内容ですが、ASP.NET 4.0 に対応するようになりました。ASP.NET 3.5 への対応は1年間ぐらい継続する予定だそうです。

ホスティングサービスの ASP.NET 4.0 への対応状況を調べてみると、日本では対応しているプロバイダーは皆無でしたが、アメリカでは、新しいものに直ぐ対応する DiscountASP.net をはじめとして ASP.NET 4.0 に対応するプロバイダーがかなりありました。

SQL Server 2008 R2 Express Edition を使ってみました

2010年4月25日

SQL Server 2008 R2 Express Edition の RTM 版を使ってみましたが、いい感じで使えています。まず、データベースの最大サイズが 10GB に増加しているというのはうれしい点です。Technet の日本語のライブラリでは 4GB のままですが、英語版のライブラリ では修正されています。実際に使ってみて感じたことはインストーラが改善されているということです。デフォルトがうまく設定されているため、スムースにインストールすることができるようになったと感じました。

また、PowerPivot for Excel 2010 を使って Excel で大量データの分析ができることや Reporting Services を使って Shape ファイル、Bing Maps、SQL Server に格納された Spatial データで、マッピングを簡単に作成することができるので、今後これらの機能を使っていこうと思っています。

ただし、若干のバグはまだ残っているようで、自分のマシンでは、Express から Express with Advanced Services へのアップグレードがエラーになってできない状況です。また、Express with Advanced Services のインストールの際に SQL Server Management Studio Express がインストールできないというエラーが発生しましたが、 既存のインストールに機能の追加で再度インストールしてみると問題なくインストールすることができました。

インストールのメモも作成しました。
Express
Express with Advanced Services

Microsoft SQL Server 2008 R2 Express Edition が公開されています

2010年4月24日

Microsoft SQL Server 2008 R2 Express Edition の RTM 版(RTM は、開発が完了して製造工程に入った段階のこと)が公開されています。Express Edition には4つのエディションがあり、2008 Express とほぼ同じ構成となっています。日本語版のダウンロードのページは現在整備中のようで、現時点では、Express 及び Express with Advanced Services がダウンロード可能になっています。※日本語版のダウンロードのページが整備されました。(2010/5/12 追記)

  • Express : SQL Server のデーターベースエンジンのみをインストールするのに使います。( ダウンロードページ
  • Express with Management Tools : Express に管理ツール SQL Server 2008 R2 Management Studio Express ( SSMSE ) が付属したものです。( ダウンロードページ
  • Express with Advanced Services : Express に、フルテキスト検索、Reporting Services の機能及び管理ツール SSMSE が付属しています。( ダウンロードページ
  • Express with Management Studio Express : 管理ツール SSMSE のみをインストールするのに使います。( ダウンロードページ

SQL Server 以外では、日常使っているVisual Studio と Office が以下のようにバージョンアップされる予定で、β版ではどちらも動作が軽快になっているので、公開を楽しみにしています。また、軽量の CMS である N2CMS も 2.0 の rc 版が公開されているので本格的に使ってみようと思っています。

Visual Studio 2010 Express :4月28日に公開予定

Microsoft Office 2010 :企業向けのボリュームライセンスが5月1日から発売

N2CMS 2.0 rc :公開中 (ダウンロードページ