Tumblrは機能としてTwitterやFacebookのようにお互いをフォローしたり、文章・引用文、写真、動画、音声を記事として投稿することができます。

ソーシャルメディアとブログのいいところ取りをしたようなサービスなのでメディアミックスブログとも言われています。

上の図のようにテキスト、画像、引用（ネット記事を引用できる）、リンク（ネット記事をコメントを添えて投稿できる）、チャット、音声、動画の機能があります。

パソコンのWebでもアプリでも同じUIデザインになっており、操作も直感的にできるのでブログ初心者でも迷いません。

メールの文章が打てる程度のパソコン初心者でも気軽に記事を更新することができます。

2.　どんな人が使っているの？

Tumblr創業者デヴィッド・カープが唱えているように、クリエイションサービスとして使う目的のユーザーが多いです。

写真家、画家、デザイナー、イラストレーターなどクリエイティブ職の人が自分の作品展示のためにTumblrを使用している例が多く見られます。

FacebookやTwitterを「コミュニケーションサービス」として捉え、
それとは全く逆に、表現を発信するためのプラットフォームである「クリエイションサービス」は
YouYube、Instagram、Tumblrのみと線引きしている。

Designing Tumblr – デザイニング・タンブラー（本）から引用

3.　使っているユーザー数は多いの？少ないの？

Googleトレンドで日本の検索キーワードの人気を比較すると
WordPressと並んでTumblrも人気が上昇している傾向にあります。
（※2015年10月26日時点の情報です）

SNSのように手軽にブログやサイトを開設できる点が人気の理由のようです。

簡単に無料でHPが作れるWixやJimdoも徐々に伸びてきています。

今後、Webデザイナーだと「Tumblrでサイト作ってほしい」という案件も増えるもしれません。

4.　Tumblrはこんな人にオススメ！

Tumblrならプログラム的な処理をしなくても画像を多く使用したサイトでレスポンスが速いです。
写真、イラスト、動画を展示するサイトに向いています。

Tumblrなら配布されているテーマを選ぶだけでその日のうちにサイトが持てます。
SNSでもあるので同じ趣味や業種のフォロワーも集まりやすく気軽にコミュニケーションも可能です。

Tumblrならプラグインなしで他のFacebook、Twitterのソーシャル連携で同時投稿も可能です。
テーマがOGPに対応していれば特に難しい知識は必要ありません。

公式アプリでTwitterと同じようにアプリから記事を投稿できます。

Tumblrならアカウントを作るだけで無料でサイトを持つ事ができます。
広告の表示は一切出ません

5.　Tumblrのデメリットは？

日本人のユーザーが少ない

Tumblrを解説した日本語のサイトが少ない

大体Tumblrについての基礎はこのような感じで
クリエイター向きのミニブログサービスといえそうです。

企業サイトでも採用されている例もあります。

adidas（スポーツ用品メーカー）

Apple

GAP（アパレルメーカー）

へぇ〜。大手企業もプロモーションサイトとして導入しているんですね。
Tumblrと思えないほどカッコイイですね！

TumblrのテーマのカスタマイズはHTML/CSS/Javascriptの技術があればどんなWebデザインでも可能になります。 静的サイトのようにデザインに対する柔軟性は高い事が特長です。

カスタマイズに関してはPHPなど他の言語を習得する必要はないのでデザイナーにとっては敷居が低いといえます。

次回はTumblrをHTMLを用意して独自タグを埋め込んでいく作業を解説したいと思います。